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がん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉

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お医者様用かな。


わたしの姉は看護婦だ。だから、彼女が看護学校
に通ってる頃や、新米看護婦の頃など様々医療現場の
話をきいたものだ。

がん患者のカルテに書かれる文字のことや。
病院という現場に巻き起こる、日常では考えられない
事件や、人々や、家族や。


わたしの家系に病気の人はひとりもいない。
がん、という病気のことを知ることは少ない。
でも、その痛みというものを姉から教えられた。

痛いのだという。
「痛い」ということは怖いことだ。


たぶん、ものすごく好きな人だ。
こんなに好きになるのかな、と思うくらい。
自分の好きな人が、がんを経験したことがある人、
というのは想定外だった。


それから、ものすごくそのことを勉強した。
治る病気になった。がんは治る。
完治する。

彼は完治した。
わたしはそう信じる。
病気の王様じゃないさ。そうさ、がんはライオンみたいな
わけにはいかない。
ただ、彼が一生分経験した「痛み」を、
もう二度と経験してほしくないと思う。

痛みも、吐き気も、髪の毛が抜けることも、
だるさも、足の傷も、すべてすべて、もう二度と
彼には訪れないで。


そして、世界で一番しあわせな人生を生きてね。
生きて生きて、生き続けてほしい。
それだけを願う。


ぜったい世界でいちばん幸せになってほしい。






がん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉

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投稿者:
菅原洋一
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  • 商品名: がん疼痛治療のレシピ〈2007年版〉
  • 価格: ¥1,000
  • 著者: 的場 元弘
  • 出版社: 春秋社
  • 発売日: 2006-12
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  • 2008/11/13登録
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