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ミスターマリックトキジュツ

Mr.マリックと奇術

先日たまたま見た「たけしの誰でもピカソ」(http://www.tv-tokyo.co.jp/pikaso/)って番組は面白かったなぁ。
「Mr.マリック超魔術スペシャル」ってテーマで、メインはもちろんマリックさんなんだけど、大ベテランの松旭斎すみえ、そしてネタを見るのは久しぶりのマギー司郎も登場して、「リングもの」だとか「脱出もの」といった共通のテーマで、3者それぞれの得意ネタを披露するって趣向があってそれが良かった。

特に「リングもの」。
トリのマリックさんは客席から集めた指輪をつなげてしまうって大技で圧倒させてくれたのだけれど、たまらなかったのが松旭斎すみえの古典的なリング芸。複数のリングをつないだりはずしたりするお馴染みの芸であります。

タネはあらかじめ繋がっているリングと穴が開いているリングを使うって簡単な話なのだけれど、これがなかなかどうして「魅せる」ってところまで行かない。私も小学生の頃、道具買って練習したものです。確かに今や一度の稽古もいらない手品セットが簡単に買える世の中ですが、こういう「魅せる」ための技の修得を要する芸ってのは例えタネがわかっていたとしても十分に魅了されてしまうわけであります。

江戸時代中期に記された奇術書の名著「放下せん(竹かんむりの下に全)」にも「金輪の曲」として伝えられる歴史ある芸です。松旭斎すみえの師匠筋に当たると思われる松旭斎良子は13本のリングを使う芸を披露していたそうです(「大江戸奇術考」泡坂妻夫著・平凡社新書より)。これは他の国でも例をみないそうです。

松旭斎すみえは最高4本の基本的・古典的な芸で、それを思わぬところで目の当たりに出来たのはたまらないものがございました。松旭斎すみえはなまりのある独特なしゃべりで客席を笑わせながら奇術を披露していくスタイル。

ちなみにマギーさんは「有刺鉄線リング芸」でこちらの期待を裏切りませんでした。リングをスーツやズボンに引っかけで「イタタ」とかやるというトホホな芸。でも、ちゃんと締めでは有刺鉄線リングをつなげて見せて面目躍如ってところがさすが。

ところで、今回の主役Mr.マリックもかつて夢中になった奇術師でした。
奇術だとも云わず、超能力だとも云わず「超魔術です」「ハンドパワーです」という新しいスタイルで、テレビのゴールデンタイムに奇術を復活させた役割は大きいと思います。

その後、「奇術を超能力と思わせるような紛らわしい芸はやめろ」と奇術業界や超能力業界(そんなもんあるんかな)からバッシングを受けて一時期表舞台から姿を消していた彼ですが、エンターテイメントとしてやはり一流だなぁと感服してしまいました。

そんな彼が、かつては目の敵にされていた松旭斎すみえ(名誉会員)、マギー司郎(相談役。本人は「相談されない相談役」って云ってましたが)という日本奇術協会のお偉方と同じ舞台に立っているという映像も大変感慨深かったです。いや、実はマリックさんもかつては松尾なんとかって本名で協会に所属していたんですけどね。松旭斎すみえが「マリックさんは松尾さんの頃から上手かったもん」と云う一コマも。

いっやぁ、面白かった。

Mr.マリックと奇術

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kakou画像 投稿者:
kakou
詳細情報
  • 人名: Mr. マリック
  • 団体名: 日本奇術協会
  • 2002/08/27登録
  • 2785クリック

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コメント (5)

2002/08/27

やすえ なにげなく面白い番組に出会えると幸せですよね。このキーワード読んで番組は観てないけどもとてもいい気分になりました。ありがとうです。

[spock] 僕もたぶん実際の番組よりもこのkakouさんのレビューの方が面白いんじゃないかと思いました。すてきなキーワードをありがとうございます。

信生(ほい!) 「マリックは本当は超能力者なんだけど、それを隠すためにマジックということにしているのでは」と疑っていた時期が。しかも大学生にもなって。ああ恥ずかしい。

kakou すっごく楽しい気分の2時間でした。下のキーワードリンクでつなげてますが、他にも奇術ネタ書いてますので、もしよろしかったら是非!「笑芸人」の奇術特集買わなきゃ!

2003/10/19

つきみ 信生(ほい!)さんへ。あなたは正しいです。今も私はそう信じてます。二コリ。

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