オオキナキガホシイ
大きな木がほしい
もし自分だけの大きな大きな木があったら?
木の上に秘密基地をつくる!もちろん武器(水風船や銀玉鉄砲やロケット花火)もたっぷり!
子供のころから本の虫と呼ばれ続けた私が、過去もっとも「オトコノコごころ」を刺激された絵本。
刺激されたのは私だけでもないだろうし、男児だけでもないだろう。なんたって1971年の出版以来すでに100刷以上だそうだ。
主人公の「かおる」少年は、武器をためこんだりはしないけど、想像の中で木の上につくった小屋には台所(水道もありプロパンのボンベまで運び込んでいる)までつくってホットケーキを焼いたりする。そのほうがすごいかも。
この夏、図書館で久しぶりにこの絵本に再会して、少年の日の思い出が一気によみがえりました。
葉の茂る桜にのぼって全身を毛虫にやられたのも、折れやすいからのぼるなと言われていた柿の木にのぼり案の定となったのも、イチョウから降りられなくなって泣いたのも、この本の影響がどこかにあったはず。
今だって公園でもいけば、のぼりやすいかどうかを思わず考えてしまう。そして、太い枝が水平に伸びていたりすれば、そこに基地をつくれないかと考えてしまうのです。
いまどきは木登りする子供も見なくなった、なんて嘆息すらせず、ただ懐かしさにひたりながら何度も読み直してしまいました。
タイトルはもとはすべてひらがな(画像参照)ですが、佐藤さとる全集ではキーワードのとおり漢字まじり(下記リンク参照)となっています。
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