The Christmas Album /Al Green
アル・グリーンの、クリスマス・アルバムが、じつにすばらしいと、いずれ、クリスマス前に、書こう書こうと、思っていたのだが、毎年毎年、書き忘れてしまうという、じつに、わたしらしい、失敗を、もう何年も、繰り返してきた。しかし今年は、とうとう、書けそうだ。あしたイヴだという、23日になって、突然思いついた(奇跡だ)。しかし思い出したのが、イヴの前日では、ちょっと、遅すぎではあるが(いかにもわたしらしい)、しかし、もしも、これを読んで、気になった人がいたら、きっかけがあったら、(時期的にやや遅すぎとはいえ)、CDショップで、ちょっと、探してみてほしい。実にすばらしいアルバムなのだ。
すべての曲が、はずれなしで、それぞれが、さまざまなクリスマスを、歌いあげていて、たとえば、「ジングルベル」は、たのしげな子供たちの姿が、目に浮かびそうな、明るいクリスマスソングだし、あるいは「FEEL LIKE CHRISTMAS」は、ちよっとセクシーで、とてもファンキーな、ダンスチューンになっているし(とてもかっこいい)、あるいは「WHITE CHRISTMAS」は、いかにもアルグリーンらしい、おおらかな、肯定感に満ち満ちていて、だれにでも訪れる、クリスマスの、わくわく感が、実に自然に、伝わってくる楽曲になっている(たのしくなってくる)。むろんそのほかの曲も、すべて、はずれなしで、すばらしいのだが、しかしそのなかでも、突出して、すばらしいのが、「SILENT NIGHT」。耳元でつぶやくように、歌いだす、その歌いだしからして、いきなり、魂を、つかまれてしまう。(わたしはいつも歌いだしで涙ぐんでしまう)。「SILENT NIGHT」という、そもそもの楽曲のすばらしさと、ゴスペルシンガーとしてのアル・グリーンの、本気さと、しかしまた、彼の、ポップシンガーとしての、ふつうの人々にこそむけて語りかけようという、その真摯さ/その優しさと、それらが重なり合って、アル・グリーの、つぶやき声から始まるこの歌は、最後には、聴く者を、たいへんな高みへと、連れて行くこととなる。こんな年末であったからこそ、さまざまな思いがあるであろうからこそ、オバマへの期待などを、胸に抱きつつに、アル・グリーンの、「SILENT NIGHT」を、聴くというのは、今年のクリスマスの過ごし方としては、ぴったりなのではないだろうか。たのしくいちゃつくカップルさんも、一瞬、こんな時間を、持ったら、聖なるメリハリも付いて、さらに、いちゃつく楽しさも、増すのではないだろうか(まったく余計なお世話ですね、すみません)。しかしともかく、わたしとしては、このアルバム一枚で、アル・グリーンを、好きになる人が、少しでも増えてくれれば、それにこしたことはないのだ。とても軽やかな名盤です。
良いクリスマスを。
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The Christmas Album
すばらしいライブ映像
- 2009/01/19更新
- 2008/12/24登録
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