カリーヌ
SEB HR-7540 "Caline"
今から20年ほど前まで、「ムダ毛の処理」を賄う脱毛用の電気器具なんてモノは(さして)ポピュラーじゃありませんでした。
仮に(体毛が濃い、気になる、など)どうしても処理せざるを得ない場合でも、自分で始末するなら旧態の「剃刀(かみそり)」頼み。もしくは胡散臭い?『脱毛美容』業者だの『脱毛マシン』通販にすがるか……なんて時代が長らく続いていたのです。
今でこそ、男性用の体毛メンテ機器なんてのも入手に困らない時代です。メジャーな国内ブランドからいくらでも出てます。ところが、(ホンのひと昔前の)90年代初頭では大違い。それこそ鼻毛だの耳毛だの尻毛だの、いちいちムダにボーボー生えまくる「毛」の悩みに応えてくれるデバイス(=毛抜き、毛剃りの道具)は、限りなく皆無だったんですねー。
わたしも30歳そこそこの時分には、身体のあちこちに(傍目に観て)不釣り合いに旺盛に生える剛毛にはホトホト手を焼いていました。で、ちまちま鋏を入れるのも億劫で、適当な除毛グッズを探したんですが…これが見つからない。世はバブリーな空気に包まれてたものの、大手メーカーからようやく「鼻毛カッター」が出て話題になるくらいの時期でしかなく。
体毛エステ器ってと、やっぱりメジャー家電の守備範囲外、ってことで。そも、エステ産業そのものが急速に勃興した時代でしたから、「体毛はおカネをかけて業者(他人)に綿密にメンテしてもらいましょう」ってニーズが先行してた感があります。
そんな出費を厭わないワケにもいかない“中途半端にビンボーな”わたしは、そこで途方にくれた^^;んですが……当時、探して探してやっとのことで行き当たった「メジャーブランドの脱毛器」が《HR-7540 Caline》。
意外?かもしれませんが、フランスの《SEB》さんの製品でした。昨今のセブ社は国際投資グループみたぃんなって(自身の製品は)キッチンウェア主体の原点に還ってますが、当時はホームエレクトロニクス全般に食指を伸ばしてたんですねー。
使用感は、さすがに「心地よくスイスイ除毛」とはいかないです(笑) 無理やり刈り取ってる感じ。多少の苦痛は覚悟で使わないとイケません。まあそんな技術開発の難しさもあって、(多くの家電メーカーが参入してきたこともあり)いつしか作らなくなったのでしょう。
【諸元】 30 × 40 × 145mm
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