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タイカンスルヨウジョ・クサマヤヨイ

戴冠する幼女/草間弥生

1980年代の初め頃、竹橋の国立近代美術館で
【一九六〇年代-現代美術の転換期】
という回顧展があった。

ネオ・ダダ、ハイ・レッド・センターを始めとする
〈反芸術〉の作家達の作品が一堂に会した画期的な
展覧会だった。

ギューちゃんこと篠原有司男や工藤哲巳、荒川修作や
高松次郎、赤瀬川源平、中西夏之・・
などの反抗的で反社会的、汚い作品とその作家達が公権力に認められたのは、多分これが最初だった。

そのオープニングの日
かつての反抗的な反/芸術青年達は
幾分の晴れがましい気分とともに
やや老いて其処にいた。

東野芳明氏もまだ元気で雑談を交していた。
戦後の前衛達が立って歩いて挨拶をしている。
少し古びた現代史たち。

ボクは今よりずっといかれポンチだったから
廃墟を背負った前衛たちに敬意を表して
鍔の広くないストローハットに
フェイクのプラスティク製
果物を飾っていた。
林檎オレンジ葡萄
バナナ…。

誰かと挨拶して
さて。

「あらァ 可愛い。どうしたの それ。

 ………被ってみて良いかしら。

 ありがとう!」

玩具の果実のついた帽子を嬉しそうに被る草間弥生は
自己戴冠する童女だった。

戴冠する幼女/草間弥生

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投稿者:
雲衣。
  • 2002/09/01更新
  • 2002/08/31登録
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コメント (5)

2002/08/31

拾得 ちょっとまえまで、NY、東京都現代美術館での回顧展までだが、出身地松本では、ほとんど彼女の存在は「禁句」であったのだが、今年5月にオープンした松本市美術館の正面には、樹脂製の巨大なモニュメントが、そして郷土出身の世界的作家と認知された?地方美術館なんてそんなんばっか、

雲衣。 「草間弥生さんによる奇想天外な前衛芸術のモニュメント『幻の華』」by市長だそうです(笑)。それよりも館長が元朝日新聞の美術記者で何かと噂の絶えなかった米倉守。現在は多摩美の造形表現学部長だそうですが。兼職なんて美術館を舐めきっているなァ(笑)。

2002/12/16

雲衣。 闘病生活というか病気療養に入ってもう随分たちました。快癒を祈っているのですが・・

拾得 脳梗塞で倒れ、右半身不随で、自宅で療養なさってることはたしがですが、現場復帰は殆ど希望がもてないようです。残念ながら・・・

2003/01/09

りらん 草間さんの直島のかぼちゃに会いに行きたいです。何回か行ったのですがこのごろご無沙汰。

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