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能登特産「いしる」が旨味をひき立てる海鮮鍋

いしる鍋

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能登特産の「いしる」は鰯やイカの頭や骨、内臓を塩漬けにして発酵させたもの。よく知られているタイのナンプラーやベトナムのニュクマムなどと同じ、アジア全体で古くから用いられてきた魚醤のひとつである。

国内では、秋田の「しょっつる」、香川の「いかなご」とともに日本三大魚醤と称される。マクロビオティックではおなじみの、すべてをムダにしない “一物全体” の思想があらかじめ実践されていることから、豊富な栄養素を含んでいる。

このいしるをベースに、イカや甘海老、白身魚など地元の海で水揚げされた旬の魚介類と、たっぷりの野菜をいっしょにいただく郷土料理が「いしる鍋」。鍋のかわりにホタテの貝殻に入れ、網焼きすれば「いしるの貝焼き」となる。

ふつうの海鮮鍋にいしるが加わることにより、その凝縮された旨味が溶け出して、独特の深い味わいとなる。いしるには、血圧降下作用があるとされる天然由来のアミノ酸も豊富に含まれている。

ご家庭で楽しまれる場合は、しょうゆと同様に使えるいしるの原液パックのほか、だし汁として味を整えた「いしるだし」というものもある。

いしる鍋

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四月の旅人
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