もえのすざく
萌の朱雀
1997年に製作された河瀬直美監督の
奈良県西吉野村を舞台にした過疎化の現実とそこに生きる人々のかかわり、感情を描いた映画。
第50回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した。
この映画はセリフが少なく目で見る描写で表されることが多いので予め登場人物を確認してから観ることをお薦めします。
以下登場人物と冒頭部分のあらすじです。
奈良県西吉野村。林業低迷で過疎化が進むこの村で、田原孝三(國村隼)一家も代々林業で生計を立てていた。
そこに、鉄道を通すためのトンネル工事計画が持ち上がる。鉄道に対する人々の想いは切実で、孝三自身も自らの夢をかけてトンネル開通作業に携わる。
孝三の母・幸子(和泉幸子)、妻の泰代(神村泰代)、姉の残していった子供・栄介(向平和文)、そして愛娘みちる(山口沙弥加)に囲まれた、つつましやかながら幸せな生活は静かに過ぎていった。しかし、工事は中断され、トンネルは無惨な姿で取り残される。
*KWを繋げていて発見しました⇒五新線
15年後、孝三は働く気力を失い、一家の生計は、栄介(柴田浩太郎)の収入に頼らざるを得ない。
みちる(尾野真千子)は"えいちゃん"と兄のように慕ってきた栄介にほのかな恋心を抱き、栄介は泰代に"母"を重ねて想いをよせる。
http://www.kawasenaomi.com/ja/works/...
***
個人的なことですが私は京都市出身で結婚してから奈良県に住んでいます。
隣の県なのに方言のイントネーションの違いに始まり些細でありながら
ことあるごとにその違いを感じていましたが
この映画を見て改めて奈良の良さについて感じることができました。
「殯の森」でカンヌグランプリを取った河瀬監督ですが
もしはじめてこの監督の作品を見られるならその10年前に撮られたこの映画から
観られることをお薦めします。
「殯の森」でも主役をつとめている尾野真千子のデビュー作でもあります。
ドキュメントでこの映画が撮られてから2年後の尾野真千子を見ることができます
http://www.kawasenaomi.com/ja/works/...
個人的には冒頭にでて来る15年前のシーンの女の子の可愛さが
娘たちの小さい頃を思い出してグッと来ます。
子供用の笛付きのつっかけの音が…
奈良県以外の方も心に眠っていた懐かしい気持ちを揺さぶられると思います。
- 2009/01/18登録
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