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西日本新聞

千年書房 九州の100冊

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「千年書房 九州の100冊」は、西日本新聞社が2006年1月から2年3か月間にわたって連載した力作シリーズ。村上龍『69』から五木寛之『青春の門 筑豊編』まで、小説51作品を中心に “九州の本” 100冊とリクエスト編3作を加えて完結した。

記事一覧には、そうそうたる作家の名が並ぶ。

かなり集中してルポルタージュを読んでいた20代のころ、九州には三部作と讃えられる名作ルポがあると教えられた。このシリーズでももちろんとり上げられている松下竜一『砦に拠る』上野英信『追われゆく坑夫たち』川原一之『口伝 亜砒焼き谷』である。

そこに描かれているのは原爆という未曾有(みぞう、ここでも一応ルビを・・・笑)の惨禍に遭い、この国の近代化を底辺で支えながらも突然うち捨てられ、石牟礼道子『苦海浄土』に描かれた水俣病へと連なる、九州の抵抗と絶望の記録である。

──と書くと、かなり重〜いシリーズのようだ(読み応えはある)が、萩尾望都『トーマの心臓』梶原一騎『巨人の星』松本零士『銀河鉄道999』長谷川町子『サザエさん』と並べば、ちょっとのぞきたくなるだろうか・・・。(文中敬称略)

千年書房 九州の100冊

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