読み(発音)と入力が一対一
世の中には多くのキーボード配列がある。
JISかな、QWERTYローマ字、Nicola(親指シフト)、トロン、新JIS改、中指シフト、飛鳥、下駄、M式、ドホラーク・・・、など。(写真 親指シフトの配列図)
この中で1音を1回で入力できるのは、親指シフト系のNicola、トロン、中指シフト、飛鳥などしかない。そしてこれらは、文章を作成する際に、頭の思考回路と入力が当然にも対応すると言われている。(同時打鍵は1打鍵とカウント。)
ブラウザで試し打ち キー入力対応ユーティリティ 同時打鍵をカウントしない? 二段目(ホームポジション)の多用 親指シフトへの入り口 Nicola化ソフトを持ち歩く
それは、思考そのものが日本人であるが故に「かな言葉」で行われているためであり、表音表記の「かな」は、その音に対応したキー入力が極めて当然だからである。つまり一音一打鍵。
しかし、キー数の限界ゆえに、またその歴史性ゆえに、基本的には1キー1音の配置(カナモジカイの山下氏発案)であったキーボードは、(小指)シフトキーとの逐次打鍵(シフトキーを先押しして後にかなキーを押す)方式へと改変せざるを得なかったのである。
JISかな配列の入力のしにくさは周知の事実となり、各方面で入力のし易い配列が研究され、提案された。そして、その中でもOASYSワープロと同時に発売された親指シフト入力は、ワープロの基本のみを押さえた仕様(漢字変換のスピードと単語登録のし易さなど)と対話形式の入力方法などにより瞬く間に世の中を席巻し、親指シフトブームまでつくったのである。
親指シフトキーとの同時打鍵という方式は当時の工業技術院の発明賞に輝いたわけであるが、このシフトキーとの同時打鍵という発想は、その後のキー配列に多くの影響を与えた。(濁音、半濁音入力は、小指シフトキーを押しながら入力する逐次打鍵方式も残している。) 親指シフトのキー入力アニメーション
本質的には、JISかな入力の不備を直そうとした新JIS論議もその枠のなかであったし、トロンや中指、飛鳥配列などは、親指シフトの発想をさらに押し進めたのであった。
そして30年後の今日、新親指シフトノートPCやデスクトップ、そして新世代親指シフトキーボードKB232が発売され、新たな親指シフトブームとまで言われるほど話題になっている。まさに、希有なできごとなのである。
親指シフトには気をつけて? 親指シフトの致命傷? 親指シフトキー対応表 Nicolaの利点 Wordで親指シフト、一太郎、ExcelでもOK このキーボード、親指シフトにできますか
- 2009/06/06更新
- 2009/02/08登録
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