関心空間はミュージックのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

キース・ジャレット - ブック・オブ・ウェイズ -- ザ・フィーリング・オブ・ストリングス

Keith Jarrett - BOOK OF WAYS -- The Feeling of Strings

  • Keith Jarrett - BOOK OF WAYS -- The Feeling of Stringsの画像

キースがオリジナル作品をクラヴィコードで演奏した録音。ピアノでもハープシコードでもなく、クラヴィコードを使ったという点にこの小品集のコンセプトが伺える。
クラヴィコードは楽器の特性上あまり大きな音が出ないが、反応がデリケートで音色を微妙にコントロールできる。そのためピアノやクラヴィコードを使用したときよりもさらにパーソナルな音楽になりやすい。

ここでのキースは、クラヴィコードが盛んに用いられた時代の伝統的な音楽素材を念頭に置きつつ、現代的な表現をその中に織りまぜている。
対位法的な処理が目立つ曲もあれば、パカッシヴな表現でリズムを強調したりもする。このように音楽の表情が単調になることが避けられ、様式的にも変化に富んだ構成になっている。演奏自体もこの楽器で可能な表現の幅を充分に使い切って必要十分な印象を聴き手に与える。

また、バロック音楽の演奏時に聴くことのできたアプローチはここでも健在で、各声部に充分なスペースを与えそれらが織りなすテクスチュアに、自然に注意が向くような配慮がなされている。録音も適度な距離感を演出しているため、キースの演奏をキースとともに追体験しているような感覚を持つことができる。これに楽器自体の特性もくわわって、全体としてとても親密な雰囲気を味わいつつ、演奏を堪能することができる。

-----------------------------
特に「Book Of Ways 12」「Book Of Ways 16」は、その音楽もさることながら非常に感動的な演奏で、何度も聴いているのに感情がバーストしそうになってしまう。

Keith Jarrett - BOOK OF WAYS -- The Feeling of Strings

このページに
携帯でアクセス

2次元バーコード対応の携帯で読み取ってください

投稿者:
tomo
  • 2001/12/03更新
  • 2001/12/03登録
  • 1817クリック

このキーワードを共有する

コメント (0)

まだコメントされていません。

つながりキーワード (8)

キース・ジャレットは1972年の夏ごろから、完全即興によるソロ・コンサートという画期的な試みを始めました。 その成果として、1973年のローザンヌとプレーメンでのステージ...

バッハのフラウト・トラヴェルゾのためのソナタ集をいわゆるリコーダーで演奏することの賛否はあるとおもうのですが、この演奏を聴いてしまうと大した問題ではないような気がします。各声部がとても伸びや...

もう一つミカラ・ペトリ&キース・ジャレットによる演奏。ここで聴くことのできる演奏は、バロック音楽の理想的な状態の一つって言ってもいいと思うのです、はい。 彼女らはこのレコーディングのためには...

キースのバロック・シリーズも佳境です(笑) ここでは、モダン・ピアノでヘンデルの組曲を演奏しています。ブックレットに書いてあるのですが、<ケルン~>の頃から録音したい曲だ...

ハープシコードではなく、あえてモダン・ピアノで録音されています。またしてグールドと比較してしまいますが、グールドが曲集全体でのタイムのコントロールに注力したのとは対照的に...

第一巻とは変わって、こちらではハープシコードを弾いています。八ヶ岳で<ゴールドベルク~>を録音したときよりもテクニック的に上達しています。 基本姿勢は第一巻と変わらず、各...

キースが弾くバッハ作品の中で最も成功しているのではないかと思われるのがこの録音。曲自体がとてもチャーミングなのですが、それにキースお得意の即興性が加わって、とても生命感に...

まだ入手可能ですね。 キースが八ヶ岳で録音したゴールドベルク。グールドのイメージで聴いちゃうとユルく感じられちゃうかも。でも各声部の流れをおいかけるとよけいな気負いが感じ...

携帯でこのページにアクセス

Keith Jarrett - BOOK OF WAYS -- The Feeling of Strings

2次元バーコード対応の
携帯で上の画像を読み
取るとアクセスできます

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-17205

キャンペーン


ロケットニュース24

未来検索 ガジェット通信
ページの先頭へ ページの先頭へ