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死刑執行人の苦悩

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死刑制度についてどうのこうの言うつもりはない。親族を殺されたら犯人を憎むという気持ちは十分に理解できる。人が作った法律が完璧であるわけもないし、国家が死刑という名の元に殺人をすることが良いことだとも思わない。

心情的には死刑には反対なんだけど、制度として運用されていて、それが犯罪の抑止力になっているのだとしたら、それも理解できなくはないと思っている。

で、この本。

死刑の判決が言い渡された後、死刑が確定した人間はどうなるのか?もちろん、全員が人間性を取り戻すわけではない。ただ、毎日彼らを見つめる刑務官が彼らと交わす言葉から、刑務官もいろいろなことを考える。

法務大臣により死刑の執行を命じた場合、刑事訴訟法第476条により5日以内に刑を執行しなければならない。執行という名の下に、首にロープをかけ、レバーを引く刑務官と、ゼロ番区と呼ばれる舎房でその日を待つ死刑囚。

「死刑」についてのルポを多く手掛けている大塚公子さんが、元刑務官などに対し徹底した取材を行い、死刑制度の是非を問うドキュメント。読後感には「爽やか」などという言葉は一切待っていないので覚悟して読んで下さい。

死刑執行人の苦悩

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詳細情報
  • 価格: 420円
  • 発売元: 角川書店
  • 人名: 大塚公子
  • 2001/12/03更新
  • 2001/12/03登録
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コメント (8)

最新コメント5件

2002/02/10

Go涼 ただねぇ、この世の中では可能性を見出してもらいたくないというタイプの犯罪者もいるわけで。他人の可能性を奪ったものは死をもって償うというのは自然だと思う。女子高生コンクリート詰め殺人とか。

NUE いや、だから死なせちゃうと「可能性を奪われる」ということがいかに苦痛で残酷なことだかわからなくなっちゃうでしょ? それをわかっていただくためには死刑にしないほうがいい……という非常に残酷な考えで「死刑にしないほうがいい」と言ってるのです。

Go涼 わかる理解力があるかどうか、ですけど。終身刑を作るべき、という議論なら賛成です。無期懲役と死刑の間が開きすぎているのが問題なんだと思います。

NUE いや、別にわかっていただく必要はないのです。死ぬまで「なんでこんな目に遭わなくちゃ」と思ったまま生きていていただいても一向にかまいません。で、無期懲役は実質的には無期ではないので、これをほんとに無期にしてしまうのならそれでもいいんですけどね。

Go涼 あとはアメリカみたいに刑の合算が寿命を超えるような形が許されるようにするとか。判決が求刑よりかならず割り引かれる傾向も何とかならんかと思う。新潟の事件なんて求刑通りでも少ないのになぜか1年割り引いているし。

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