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Anil Kapoor@Plan India

“スラムドッグ” のファイナルアンサー

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第81回アカデミー賞で作品賞・監督賞ほか8部門を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台は、インド最大の都市ムンバイ。

World Gazetteerの都市圏人口統計では、世界第5位。“ボンベイ” といったほうがなじみ深いだろうか。この名を冠したインドの名作映画がある。昨年11月には、凄惨な銃撃・爆破・人質事件で記憶に残ることとなった。そして、超高級ホテルやレストランが建ち並ぶ巨大な商業都市であることに、改めて気づかされる。

インドは近年 BRICs の一翼を担いながら、経済成長率は8〜9%。「フォーブス400」でふれた“The World's Billionaires”(こちらはビリオネアか・・・)のベストテンには、インド人が4人もランクインしている。

一方で、ムンバイにはアジア最大といわれるスラム街ダラヴィがある。インド全体を見ても、11億の人口の35%が1日1ドル以下で生活する貧困層で、全世界の貧困人口の3分の1を抱えている(07年JICA)。

こうした状況下で、06年から「プラン・インド」の親善大使を務め、映画では番組司会者を演じていたアニル・カプール氏が出演料を全額、同団体に寄付したことが伝えられている。また先月ニューデリーでは、彼の呼びかけでキャストとスタッフがチャリティ・イベントを開催して、その収益も寄付している。

これらの寄付は、出生登録プロジェクトに充てられる。

ユネスコによれば、4億人以上いるインドの子どものうち出生登録されているのはわずか35%。出生証明書を持たない彼らは当然、教育や医療サービスを受けられない。幸運にも(?)、小学校を卒業できる子どもは25%に過ぎない。47%(2億人!)の子どもが栄養不良の状態にあり、このうち5%が命を落とす。

また、映画にも描かれているだろう虐待や過酷な児童労働など、劣悪な環境で生きなければならないことも間違いない。それが「プラン・インド」のプロジェクトによって、昨年1年間だけでも11万人の子どもの出生登録と5万通の出生証明書の発行が行われたのだという。

原作を読めば、そのスリリングな展開は映像化されるにふさわしい。少年の境遇とは裏腹に、爽快感に満たされる物語だった。ハリウッドではなく、英国の監督がどう撮ったか──4月19日公開予定。

“スラムドッグ” のファイナルアンサー

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