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Nature Fragile

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2008年2月,パリの剥製商「デロール(Deyrolle)」を襲った火事は,世の博物好きだけではなく多くのアーティストの心をも揺さぶり,その再建資金を集めることを主目的として同年11月にパリの狩猟自然博物館にて展覧会「Nature Fragile」が開催された。その図録をようやく購入。

Jan Fabre,Karen Knorr,Mark Dion,Nan Goldinなどが参加したこの展覧会の大きな特徴は,火事で焼け出された剥製や店内什器を用いて製作された作品の存在。しかし,この図録で眺めている限りでは,アーティストの手業が加わることで逆にその儚さが霧散してしまった印象。それならば,その切り取り方に意図はあるにせよ焼けただれた剥製そのものや火事の現場を閉じ込めた写真作品により強く惹かれる。Laurent Bochetのモノクロで捉えた猪の横顔,Nan Goldinの赤い棚に横たわる黒く焼けただれた山羊,Bruno Bressolinの焼けた家具に止まる一羽の蝶。

やはり,博物的なるものはそのままの姿であることが最も美しいということなのかな。

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Tizit

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