紀野一義著 『法華経を読む』
学業志半ばでの学徒出陣。過酷な軍隊生活と、戦争体験を経て帰り着いた故郷広島は、原爆によって家族もろとも跡形も無かった。しかし著者は、幼いころから親しんだ法華経を通して語る。「人間はすばらしい。自然はすばらしい。生まれてくるってことはすばらしい。死ぬってこともすばらしい。病気になるってのもすばらしい、という風に、徹底的に信じ通すのだ。肯定、肯定、絶対肯定してゆくのだ」と。人間は、そして人生は素晴らしいと信じること、それこそ法華経が求める絶対肯定の生き方なのだと。「法華経」の真髄を、様々な生きざまを通して語る心の書。
-----目次---------------------------------------------------------------------
●イメージで書かれた法華経
●人生が何を私に期待しているか
●ゆいぶつよぶつ的人間について
●壮大な一元論
●あっというまに信じてしまう
●強敵が人をば善く成しけるなり
●地涌の菩薩として生きる
●自己が、自己を、自己する
●我、深く汝らを敬う
●風の吹き過ぎるごとく
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