リコボー
里子坊
ちょっと見は、大型のナメコのよう。
松本周辺の赤松林・雑木林で良く採れるキノコの一種なのだが、地元の人が「リコボー」と呼び習わしているだけで、漢字で「里子坊」と書くのかどうかはわからないし、或いは「利己某」なのかも知れない。
お隣の岐阜県では「ジコボー」(自己坊?)とも言うらしいが、調べてみると正式には「イグチ科ヌメリイグチ属」のキノコらしく、「ハナイグチ」とか「チチアワタケ」とか「アミタケ」とか、細分すれば沢山の種類があるようなのである。
表面は文字通りヌメッとした照りのある栗色で、裏を返せば黄色いスポンジ状の網目模様。椎茸のような放射状の襞がないので、初めは何だか変な感じ。
コチラの人はこれを綺麗に洗ってから塩茹でにし、キノコ汁を作ったり煮込み饂飩の具にしたりするのだが、九月に採れるハシリの物はあまり食べ過ぎるとお腹を壊すらしい。でも、食べてみると実に旨いんだなァ。
この「里子坊」以外にもクリタケ・ヒラタケ(本シメジ)などを持って来てくれる知人がいて、彼らはどうやら自分だけの秘密の場所を持っているらしく、雨が降った翌日には山ほどのキノコを持参するから、どうしたって酒になるのは仕方がない。
と思いませんか?
写真はハナイグチ
- 2002/09/16更新
- 2002/09/14登録
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