ブラジルニッケイシャカイ ヒャクネンノスイリュウ
ブラジル日系社会 百年の水流
「ブラジル日系社会 百年の水流」―日本外に日本人とその子孫の歴史を創った先人たちの軌跡―
昨年2008年は日伯(日本-ブラジル)交流百周年だったということで、色々盛り上がっていたわけだけど、その2年前に出版されたこの本は、その歴史のディープなところを知るには最適な本なのではないかと思う。
といっても別に研究者でもないし、他の本読んでいる訳ではないので他のものと比較している訳ではないし、そもそも世間的には今更感があるのかもしれないけど、でもまあ、とても楽しめたし、ためになった。
外山脩さんという在ブラジル邦字紙の元記者の手によるこの本は、笠戸丸以前の日本とブラジルの接触に始まり、初期移民、排日法、太平洋戦争、勝ち組-負け組時代、戦後のコチアの隆盛・衰退、ブラジル経済の荒廃、入管法改正、日本への出稼ぎ時代へ、というものブラジル日系人の歴史を800ページにわたって丹念に追ったもので、とにかく書かれた事実そのものに圧倒されてしまう。
すぐに頭をよぎったのが、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」、南米的、魔術的、Magic Realism、ほんとにまさしくそんな感じ。読後感も近いものがあった。
自分もたまたま借りて読んだのだが(それも数ヶ月借りっぱなしで!)、日本ではなかなか入手が難しいらしいのが残念。
そのうちもし本当にアニメ化されるようになったら、それはそれで見てみたい気もする。
- 2009/04/11登録
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