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The National Treasure ASHURA and Masterpieces from Kohfukuji

国宝 阿修羅展

  • 国宝 阿修羅展の画像

金曜(2009/04/10)は休みが取れたので、
これ幸いと上野へ「国宝 阿修羅展」を見に。


第1章 興福寺創建と中金堂鎮壇具
第2章 国宝 阿修羅とその世界
第3章 中金堂再建と仏像
第4章 バーチャルリアリティ映像「よみがえる興福寺中金堂」「阿修羅像」


平日とはいえ盛況で20分待ちで入館でしたが、
時間に飽かせてじっくりと満喫。

第1章の鎮壇具というのは、
土地神さんを鎮める為に建物の基礎に埋納された遺物とのこと。
興福寺の鎮壇具は総数1400点余り。
これほど大量の鎮壇具が出土するのは稀なことということで、
その一事だけで連綿と続いてきた寺の重みを感じます。
(普通は盗掘とかで遺失するものなぁ)

鎮壇具なので小品が多いですが、
杯鋺盤鏡の造型の確かさ、文様の繊細さに、
千年以上前の工人たちの技に思いを馳せたり、
金銀水晶琥珀瑠璃の求心力にぐっと来たり。
(水晶って良いなぁ)

人が多いので、
空いてるところを見計らって展示内をしばし徘徊。
(混んでるのでそんな廻り方が良いかもです。)


鎮壇具の展示を抜けてお次は像物の間へ。
まずは法隆寺の阿弥陀三尊像から。

今回の中では唯一の興福寺以外の展示なのかな。
伝橘三千代(藤原不比等の後妻で光明皇后母)の念持仏
ということでの心憎い展示と言えましょう。
お仏壇の大きさというとピンと来るでしょうか。
その大きさでも細工の確かさ、
文様の繊細さが際立ってこれまた素晴らしい。
厨子から出されての展示でしたが、
収まってる状態でも見てみたいなぁと。

波羅門立像の表情に苦笑しつつ、
十大弟子像、八部衆像(阿修羅を覗く)の間へ。


広い空間の右手に十大弟子、左手に八部衆が並ぶ。
てっきりガラスケースに収まってるのだろうと思ってたので、
ケース無しで距離の近い展示に感動。
(これはホントに。最近は増えてる形式とは言え、
 リスクはあるから、英断と言っても良いと思います。)

ここに到るまで
全体的に照明抑えめというより、暗いとこを通ってきて、
ここでぱぁっとひらける。
各々の像の微細な表情や、仕草の造形を細かく細かく見る。


そしてお待ちかねの阿修羅立像へ。

中学の修学旅行。
班行動で奈良は遠いと反対する友人を説き伏せて、
興福寺に行ったのが初見。
少ない小遣いから図録まで買って帰ったのだったなぁ(懐かしい)。

まぁ阿修羅が好きになったのは
『黄門☆じごく変』とか『宇宙皇子』とかの影響だった気がしますが(笑)。

で、今回の阿修羅像。
こちらもケース無しで、特別あつらえの展示室。
うわぁ、こらテンション上がるわ。

上段通路から均整の取れた全体像を望む。
六臂のバランスの美しさが俯瞰できて、素晴らしい。
天を支えるような二手、差し招くような二手、合掌する二手。
舞い踊る中ですっと静止する一瞬を捉えたような。

正面から眺める憂いを帯びると表現される表情は、
その眼差しの真摯さにハッとさせられます。
(きっと生身のモデルがいたに違いないとふと思う。)

下段に降りてぐるっと一回り。
十重二十重(は言い過ぎですが)の人混みに加わり、
正面から横から背後から存分に堪能。
唇を噛み少し幼い右顏、ちょっとだけ年経た厳しさを感じる左顏、
背後からは頭髪の表現の細やかさに感嘆する。

あーいくらでも眺めていられるな。
何度見ても素晴らしい。


阿修羅で少しへとへとになりながら進むと
今度は四天王像がお出迎え。
奥には巨大な薬王菩薩立像が。

四天王像とか金剛力士像とか、
おっかない像を見る時はついつい、
足元の餓鬼たちに目がいってしまう。
今回も見事に踏まれとるなぁ。
全身全霊で踏まれてる感じが良い(なんだそら、笑)。

薬王・薬上両菩薩に釈迦如来の頭部などのでかい像の中、
(螺髪が苦手だ。ぶつぶつって仏仏なのか)
化仏、飛天の小像が表情があって面白い。


ラストは再建中の中金堂の模型(これも面白かった!)を経て、
VR映像で終わり。


いやー満喫。
もう一回行っても良いな。
(平日でも昼間は混むようです。
 金、土、日、祝日は夜8時までなので、金曜の夜が狙い目かな)

 

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