イヌハホエルガキャラバンハススム/オザワケンジ
犬は吠えるがキャラバンは進む/小沢健二
もう何回聴いたかわからない小沢健二のファースト。世間的にはやはりライフなのかもしれないけど、僕は今のところこのアルバムがベスト。
まずギリギリのところで作られているアルバムであるという印象をうけます。限り無く無駄な音を排したシンプルなアレンジと抽象的な歌詞との絶妙なバランス。これ以上でもあざといしこれ以下でも物足りないという感じがします。
初めて「天気読み」を聴いた時、正直いって全くピンとこなかった。フリッパーズ時と比較してコマーシャルな音からは圧倒的にかけ離れているあの曲(しかも待ちに待って満を辞してのシングルですよ)にコレってどういうつもり?という意外性しか印象を持つことができなかったのです。しかし、「天使たちのシーン」などを聴いていると、単なる消費材ではない真に普遍的な音楽を作ってやろうという気概をじわじわと感じることができてきて、じょじょに作品に自分が追いついてくるといったような感覚の過程でこのアルバムが好きになっていったような気がします。ちなみにこのアルバムは幾人かの音楽評論家をして90年代の「はっぴいえんど」とまで評されたらしく、またこのアルバムは服部良一音楽賞を受賞しており彼は授賞式に代理人としてなんと犬を出席させたとか(笑)
- 2002/09/17登録
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