エレファントカシマシ
エレファントカシマシ
僕は彼等のライブを過去に2回見たことがある。最初は確か「エレファントカシマシⅡ」が出たばかりくらいのころだったと思う。東京は中野のサンプラザではなく区民ホールのようなところで。ワンマンではなかったので40分程度のステージだったように記憶している。今でこそHEY!HEY!HEY!などで身ぶり手ぶりを交えながらひょうきんに話もする宮本だが、当時はとにかく今まで見たこともないようなアンフレンドリィなライブだった。セットも何もなし、メンバーがゾロゾロ出てきて、ものすごいテンションで曲を演奏する。もちろん客は身動きとれず(笑)、一曲終わるとパラパラーって拍手がおきる。宮本が「拍手するな」って言ったかどうかは忘れたが、まあそのテンションたるや、客の立場は恐ろしい先生の授業中(という表現が当たっているのかどうか?)のような雰囲気だったと思う。ろくなMCもなく数曲演奏した後マイクを床にポイッと捨てて終了した。マイクが床に落ちたときの「ゴトッ」って音をよく覚えている。「ゴトッ......シーン........。」内容はほとんど覚えていないがその緊張感は今まで体験したことないものだった。ライブを見にきたというよりは怒られにきたような感じで、他に盛り上がったバンドはいくつもあったのに帰りにはエレカシの話ばっかりしていたような覚えがある。当時はバンドブームの直前くらいでビートパンクバンドが巷に溢れていたわけだが、今思うとライブでは客とのコールアンドレスポンスが過剰だったよなぁ、という気がする。それがやる側も見る側もライブの醍醐味ではあろうが、そういったビートパンクバンドのライブというのは曲や演奏の妙を楽しむというよりもそういった一体感を楽しみに来ているという意味あいがより強かったのかなぁ、という気がする。見る側もやる側も緊張感を持って臨めば、それは素晴らしいライブになる、今までで凄かったと心から思ったライブが3つほどあるがそのどれもがそういった緊張感を持ったものだったように記憶している。
ブレイクしても人気者になっても別に嫌いになったわけでもなんでもなく、むしろ迷いのあった中期作品よりも今の方がふっきれていてよっぽど好きだ。毒が抜けてすっきりしたのはちょっと物足りないところもあるが。とてもきれいな曲が多く、マスに訴えることができるプロのバンドになったんだなぁ、とつくづく思う。14年もメンバーが不動で継続していることもさることながら、日本のバンドの中でも数少ない本物なんだろう。ただここまできれいだと「ドビッシャー男」や「珍奇男」みたいなタイトルごとブッとんだ曲も欲しいような気もするが。
- 2002/09/18登録
- 3236クリック
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (4)
2002/09/18
くの まさか彼等がテレビに出るようになるとは思いませんでした。
2002/09/19
ひげ先生 同感です。いつかの日比谷野音など7割位しか埋まっていなかったですし。不遇の時期が長かったといえばスピッツもそうですが、あのバンドは受け入れられるのもよくわかるのです。でも彼等だけは何でこんなに売れたのか、そのカラクリがいまだわかりませんね。いわゆる流行り音でもないですし、決してコマーシャルな音とも思えないしあんな不器用な音を出す連中が。つくづく売れる音楽を導き出す公式はないですね。
くの CMに採用されて知名度が上がったっていうのはあるでしょうね。最初に採用された曲はあんまりCMに合ってませんでしたけど。
2002/09/20
プラ・ヤギ 「悲しみの果て(だっけ?)」がポップだったことと、テレビでの宮本のキャラが受けたからだと思います。
つながりキーワード (9)
エレカシのミヤジがCMに出る
- (骨堂)
■オッサンて。 でもメディアで見られるのは嬉しいです。 どうしてもテレビで遭遇出来ない!というかたはこちら。 http://www.pokka.co.jp/coffee...
NiNa
- (m_um_u.)
(ユニット名そのままアルバム名) 1.Take 27 2.Super Hero 3.Hairspray 4.Aurora Tour 5.In The Park 6.R...
初期エレファントカシマシ
- (mont)
モンドだ電子音だアヴァンポップだ言ってる俺だけど、エピック時代のエレカシにだけはやられっぱなし。まさに日本の宝。個人的には3~6作目が好き。もうこんな奇跡は二度と起きない...
エレファントカシマシ
- (trainrock)
出会いはまだ自分が小学生のとき。 以来ずっと聴き続けている。最近あんまり聴かなくなったけど(汗)。 もう20年の付き合い。人生の半分以上をエレファントカシマシの音楽を耳...
エレファント・カシマシは強烈でいて鮮烈なデビューをバンドブーム末期に果たす。ヴォーカルでいてほとんどのソングライティングを行う宮本浩次のあまりある個性は、理論武装された言...
エピック・ソニー
- (オクダケンゴ)
設立25周年ということで俄然注目を(特に自分から)集めているレーベル。"ど"のつくほどのメジャーレーベルながら,その個性を思いっきりもったレーベル,だった。特に80年代中期から90年代初頭ま...
生活/エレファントカシマシ
- (YONe_y)
今やメジャーバンドの仲間入りをしたエレファントカシマシの4枚目のアルバムです。このアルバムと3枚目の「浮世の夜」の2枚を僕は、たまらなく好きで好きで、今でも思い出し聴くこ...
浮世の夢/エレファントカシマシ
- (YONe_y)
今やメジャーバンドの仲間入りをしたエレファントカシマシの3枚目のアルバム。このアルバムと4枚目の「生活」の2枚は、たまらなく好きで今でも思い出し聴くことがあります。私はこ...
エレカシの「普通の日々」
- (あいび)
エレファントカシマシの最新シングル。 すごくいいと思うんです。 なんか自然に泣いちゃう・・・ 今回はミスチルのプロデューサー、 マイリトルラバーの小林武史との共作になってます。 NYでレコー...







浮世の夢/エレファン...
NiNa


