Polish Night Music
ここはポーランドの北辺。
暗く静か,そして冷たい。
映画『Inland Empire』を通じて知己を得たリンチと,ポーランドのピアニスト,ゼブロウスキーの即興セッションによるアルバム。曲をリードするのは,リンチによるストリングス系のシンセサイザー。冷気が地を這って流れ続けるようなその上に,ゼブロウスキーがその対極として時間と空間の余白を強調するかのようにピアノでポツリポツリと音を置いていく。雪積もるポーランドの夜道とそれを照らす光量の低い街灯,遠くにはシルエットで浮かぶ荒廃した工場。極北の景色浮かぶサウンドスケープ。
このCDの存在を知ったのは,日本が誇るデイヴィッド系,タキヤン(滝本誠さん)のウェブコラム(本題はピンク・フロイドだけど。主題からずれたところに反応するのもネットの醍醐味と思いたい)。氏はこれを入眠時に聴いて奇怪な夢を招き寄せるらしいが,さすがにその境地にはまだまだ。今は雨降る休日の午後がやっと。
試聴はiTunes Storeにて可能。1曲13~26分と長尺の中の30秒だけですが,雰囲気だけでも。
・Polish Night Music (iTunes Store)
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