ガーナノドレイショウカン
ガーナの奴隷商館
かつてアフリカの奴隷貿易中心地だったガーナのケープコーストに今も残る、イギリスの奴隷商館。ガーナ全土から奴隷が狩られて、ここに集められ、イギリスやアメリカに出荷された。ちなみにこの裏にはオランダ、スペインの同様の施設がある。
奴隷をすし詰めにしておいた地下倉庫、総督が商品の女の子の味見をした部屋、積み出し口等、非常に機能的に作られているのはすごい。あとおもしろいのが、残っている総督の日記。「アフリカ人どもは、奴隷や金がどこでとれるか教えてくれないので、こっちは向こうの言い値で買うしかなくて商売あがったりだ、ブツブツ」と愚痴が並んでいる。実はアフリカは昔から戦争して負けたら相手の奴隷にさせられるところで、余った連中は売買されていた。ガーナのアシャンティ族は、奴隷を狩り、それを白人に売って、代わりに世界最先端のハイテク機器だった銃で支払いを受け、それでさらに近隣の部族を襲って奴隷として売り飛ばして儲け、とすさまじい収益をあげていた。白人が黒人を無理やり奴隷にしたのではなく(←これはちょっと言い過ぎ。かれらがきわめてよいお客さんとなって、もっと奴隷をつれてこいとけしかけたのは事実)、黒人が黒人を売っていたのですねー。それがはっきりわかる記録。
ちなみにこの手の話は、懐かしき栗本慎一郎やそのネタもとカール・ポラニーによるダホメ王国(ガーナのアシャンティ国のとなりにあった)の研究を見てもはっきり書いてあります。
ガーナの首都アクラからは車で三時間くらいかかる(いまは日本の援助で道がよくなったからもっとはやくつくかも)。機会があればどうぞー。
- 2009/05/17登録
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