イッセーオガタ
イッセー尾形
イッセーさんの独り芝居を観たのは大学時代か何かにレンタル屋であまり観たい映画がみつからず、ふと手にしたのが最初だった。『イッセー尾形が見たい!!』というタイトルのそれは夜中の独り暮らしの僕を薄気味悪い笑いに誘ってくれたのだった(笑)。まぁ口外してしまうと何となくネクラというイメージがついてしまいそうで当時はコッソリ見ていたのが実情だ。
その中でも酔っ払ってビルとビルの間に入り込み出られなくなったサラリーマン【ヘイ、タクシー!】は最高だった。独りでゲラゲラ笑っていた。。そし家族での温泉旅行に妙にテンションがあがった親父もおもろい【幸せ家族熱海編】。微妙なニュアンスや子供にかける言葉なんか、『あーあるある』という感じなのかな?イッセーさんは実際にそういう人たちを見て自分で脚色しているのではないと思う。頭の中で考えたそれをディフォルメした表現で演じているだけなのだ。
初演はなんと1973年といわれている。前述の2作品は1988年ぐらいの作品だったから、この頃からイッセーさんの虜っつーわけで(笑)。
僕が初めて生のステージを観たのは1995年今から7年前になる。長崎の小さなホールにやってきてくれた時の事だった。もちろんビルに挟まったサラリーマンもやってくれたので嬉しかったけど、一番よかったのは、次の準備をステージ横でやっている姿だった。前の衣裳をオモムロに脱ぎだし、メイクを落として水を口に含む。そして真面目な顔のまま次のメイクを始め決まったら暗転になりステージ中央にスタンバイしているその状況が今までみた事のない演劇というのがよかった。
それからというもの、ライヴがある度にそれが福岡であれチケットをゲットして行っているのだ。最近では、その技も更に磨きがかかり長編と短編も織り交ぜライヴの最後には必ずといっていいほど歌ネタが入る。これがまたイッセーさんの中途半端にうまいギターを披露しながら、合間に大笑いをしてしまう。
もう一つ、内容ではなく、いつも公演が終わるとファンにサインと握手のサービスをやってくれる。そり姿はもう本当に普通のオッサンなのである。ステージが終わるとすぐにシャワーを浴びるのか、石鹸の香りがプーンと横切ったかと思ったらオッサンが横を通り過ぎた。それがイッセーさんなのだ(笑)。販売されている書籍やビデオを買ってくれたお客さんにサインをして写真も気軽に一緒に写ってくれる。人柄の良いオッサンなのだ。
- 2002/09/24登録
- 1589クリック
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (4)
『太陽』
- (エノ)
アレクサンドル・ソクーロフ 監督 第二次世界大戦末期の昭和天皇を イッセー尾形が演じています。 「昭和天皇」という人物 この映画を観て、ひとりの人としての昭和天皇に 非常に興味をもちま...
最後の最後の上本町
- (henly)
公演日:1/26(月)~31(土) 出 演:イッセー尾形 会 場:近鉄小劇場 最後はイッセーさんでしたか。相応しいなぁ。と 思います。でもやっぱり。切ないですねぇ。 h...
トニー滝谷(「レキシントンの幽霊」より)
- (つきみ)
村上春樹さんの短編集 「レキシントンの幽霊」の中の一編。 来春映画化されるそうです。 しかもあの市川準が監督、そして イッセー尾形さんと宮沢りえさんとの ほとんどふたり...
イッセー尾形
- (BRAVO30000W!)
このキーワードが登録されていなかったのは意外。 私の大大大大大好きな大大大大大尊敬する役者さん。 '73年頃から演じている一人芝居で有名だが、それ以前は高田純次氏とコンビ...







イッセー尾形


