いまものがたり
今物語
《三十六歌仙絵を描いたとも言われる、歌人藤原信実の編んだ『今物語』は、53編からなる中世説話文学の傑作である。和歌や連歌を話の主軸に据え、女房の深い教養に裏づけされた機知に富んだやりとりなど、王朝時代の雅びの世界を織りなす逸話から、貴族社会の裏話や失敗談などを簡潔な和文で綴る。豊かで魅力的な風流譚・恋愛譚・滑稽譚の数々は、鳥羽院政期以降の社会と人々の生活の一面を活写する。》
今年のゼミで使っておりますんでピックアップ。
『今物語』の「今」の意味は、「現在の」という説と、「最新の」という説があるようです。
内容ですが、編者が歌人であるためか和歌に関するお話が多いです。
どの話も1~2ページ程度の短編で、あっという間に読み終えてしまいました。
ちょっと古典を読んでみたいーという方にもオススメ。
最近はビギナー向けと銘打った古典作品(いわゆる「読みやすい源氏」「読みやすい方丈記」etc..)を良く見かけるようになりましたが、気軽に読めるという点では説話集も結構良いんではないかと思っていたり。
やけに人間くさいエピソードや、お馬鹿なお話もありますし。
この講談社学術文庫版は現代語訳・注釈・解説がどれも充実しています。
注釈を見ながら原文を読むなり、現代語訳だけ読むなり、好きな読み方で楽しめると思います。
- 商品名: 今物語 (講談社学術文庫)
- 価格: ¥1,208
- 出版社: 講談社
- 発売日: 1998-10
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- 2009/06/07更新
- 2009/06/06登録
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