1Q84 / 村上春樹 ・・・・ 読後
最初は例のパラレルワールドの1話ずつ。残りは時間が取れたので一気に。
久しぶりの長編。
最近の村上春樹の小説(中~長編)はあんまり僕にとってぐっと来る物が無くて、毎回期待と共にちょっとした諦めみたいな物があった。
今回、1Q84を読んで思ったことは、村上春樹は時代にまだ着いてきているということ。
はっきり言って、久々に面白かった。
最近の作品に、大量に出てきてちょっと興ざめだった現代的な商品名や固有名詞達は、評判が悪かったからなのか、また時代設定を1984年と過去にすることによって極力排除され解決を図った。
出だしのほうは、村上春樹特有のファンタジーというか創造性はなりを潜め、現代のパラレルの使い手伊坂を思い出させるような現代劇が展開された。このまま突き進むのかと思いきや、次第にファンタジーの要素がちりばめられ独特の世界に入っていった。
性描写が多いという批判もあるんじゃないかと思われるが、必然というところもある。
重要な作品というのは、字面ではなくさらに訴えかけて読み手の中に残るものがあるような気がする。
自分の中ではノルウェイの森と世界の終わりとハードボイルドワンダーランドに並ぶ意味のある物語となった。
- 2009/06/14更新
- 2009/06/14登録
- 3791クリック
「1Q84 / 村上春樹 ・・・・ 読後」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (9)
1Q84 1-3巻
- (Gotzh)
いまさらではありますが、読了。 よく考えると、非現実的ではありますが、ひょっとしてありえそうな。。。巧みな描写がそう感じさせます。 今年はお盆やすみに、30年振りに同窓会...
村上春樹ロングインタビュー/考える人 2010年春夏号
- (ハンキーパンキー)
三日間にわたる超ロングインタビュー。 これほどまでに村上春樹が日本のメディアに語ったことは近年ないんじゃないだろうか? 実に多岐にわたり、濃密な対話となっている。...
1Q84 BOOK3
- (comm)
一気に読んでしまった、BOOK1,2 その続編? BOOK3も本日購入して早速読む予定です。。。。とはいえ,12時にもう売り出されて買った人もいるみたいですね。 私は昼休みか? 値段もペ...
村上春樹「1Q84」
- (アヤコ(仮名))
先日、偶然本屋の前を通ったら在庫があったので、衝動買いしました。正直、私にとって村上春樹は「好きではない作家」のひとりではありますが、活字系の社会現象には弱くて、つい。。...
ポスト・ムラカミの日本文学/仲俣暁生
- (ハンキーパンキー)
新しくなった新宿三越のジュンク堂にて購入して今日読んだ本。 タイトルの通り村上春樹・村上龍以降の作家達を体系的に論じた書評です。 村上春樹に傾倒している僕的にはかな...
東京奇譚集 村上春樹
- (ハンキーパンキー)
文芸誌新潮で連載が始まった村上春樹の新作。 三月号の一作目は「偶然の旅人」。 さっき本屋で立ち読みしてきた。率直に感想は、 かなりよかった。 最近の村上春樹には読...
村上春樹
- (ハンキーパンキー)
この人の書くものは好き。エッセイなんかも好き。でも最近少し面白くなくなってきた気がしないでもない。僕が思う最高傑作はノルウェイの森と世界の終わりとハードボイルドワンダーラ...
覆面雑談 あのひとと語った素敵な日本語
- (ハンキーパンキー)
覆面雑談。。。。最初から最後まで『あのひと』が誰かは書いてない。。。 でもこの『あのひと』=Yさんは村上春樹の奥さん村上陽子さんなのだ。 内容はというと大きな...
1Q84/村上春樹
- (ハンキーパンキー)
村上春樹の新作が初夏に出るらしい。 最近の長編は、うーん・・・?っていうものが多かっただけに期待したいところ。 それはそうと、先日トピックとなったのは新作よりもむしろこれ。...





覆面雑談 あのひとと...
ポスト・ムラカミの日...


