ミドウカンパクキ
藤原道長「御堂関白記」 上 全現代語訳 (講談社学術文庫)
平安時代中期に権勢を振るった藤原道長の日記。この度
全現代語訳が出たので早速購入して読んだ。
この日記は大体、現代の日記の様に自分の思いや感情など
の記述は一切無くて、ひたすら「何々の行事があった」とか
「何々の穢れがあった」「物忌であった」とかいう記事が
続くのであるが、その中に道長の感情がチラリと覗く記述
がさりげなく隠れている。それが面白い。
上中下の全三巻だそうで、とりあえず上巻を読んだのだが
今Amazonで調べたら中巻も出てるじゃないか!何てこった
明日会社帰りに買わなくちゃ。
- 商品名: 藤原道長「御堂関白記」 上 全現代語訳 (講談社学術文庫)
- 価格: ¥1,418
- 出版社: 講談社
- 発売日: 2009-05-11
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- 2009/06/18更新
- 2009/06/18登録
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コメント (4)
2009/06/19
ARMA 道長の感情とは?中、下も読まれたらまたご報告期待しています^^
2009/06/21
みゅーと こんにちは。中巻を無事入手し、読んでいるところです(^_^)本文で書いた「道長の感情が覗く記述云々」ですが、行事や天候等を記録する簡潔な記事の間に、自分の権勢や子供達を自慢に思っている様子が、かなりはっきり書かれている部分もあります。例えば上巻P70−P72、長男頼通が春日祭使を勤めた際の様子は「これは初めての事である」や「蔵人頭がこのような事をするのは、畏れ多い、畏れ多い」など、息子への前例のない扱いに嬉しさを隠しきれない様子が伝わって来ます。また同じく上巻P201、中宮(長女の彰子)が行った御読経の最終日に大臣がやって来た事について「后妃の御読経に大臣が参るのは、甚だ以て希有な事である。この中宮には、度々こういう事が有る」とあり、もう得意満面といった感じです。他に、自分のライバル達の行動を非難してあったり、右大臣の藤原顕光がやらかした失態について「奇怪に思う事は少なくなかった」「いかがであろうか」果ては「目先の非難を避けるために、無かったことを作る人である」などと、自分が好かない人についてはチクチク攻撃する文章を綴ってあり、読み込んでいくと初めの印象よりもずっと人間臭い日記です。
2009/07/07
小夏 こんばんは。コメントありがとうございました。
この時代の男性の日記は単なる記録に過ぎないと思っていたのですが、ちょいちょい私情も書き込まれているんですね。
垣間見られる道長の人間臭さ…気になります。
ところで『御堂関白記』は先月、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスからも出たようです。
同時期に二つの出版社から出されるとは何というタイミング。
このようなちょいとマイナーな古典作品が気軽に読めるようになるのは嬉しいですね。
みゅーと こんばんは(^_^) 角川ソフィア文庫の方は抄訳の様ですが、解説などが解り易そうですね。併せて読むと、より理解が深まって楽しめそうです。こうやって文庫などで出してくれると、私の様な一般人でも気軽に手が出せて本当に有難いです。
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