エキノナカノトショカン
駅の中の図書館
駅の片隅に置かれた本棚。そこには、雑多な本が無造作に並べられている。まだぴかぴかな文庫本、十数年の年期を感じる茶色く古ぼけた本、それらの本の小口、あるいは地の部分には一様に、同じスタンプが押されている。
本棚には、こんな注意書き。
「皆様の寄付によって運営されています。読んだ本は、必ず元に戻しましょう。」
しかし、その本棚から一度消えたタイトルが、もう一度同じ本棚に戻ってくることは、ごく稀であった……。
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「**(駅の名前等)文庫」といった感じの名前のついたこの手の設備、自分は4箇所くらいで見たことがあります。地下鉄の駅に多いような。
私がかつてよく利用したのは、都営地下鉄三田線は蓮根駅の「はすね文庫」。ほぼ毎日のように(借りた本が一日で読めない場合、あるいは品揃えがプアになっているときなどはこの限りではありませんが)利用しておりました。
駅を通る度に本棚をチェックするのですが、たまに「こんなモノをこんなところに寄付する人間がいるのかー!」などとおったまげる本が放り込まれていることがありました。古そうな文学全集の1冊ですとか、子供向けのでっかい歴史マンガですとか...。
しかし、心ひかれたけれどもたまたまその日はスルーした本、などが次の日にはなくなっていた場合、その本が後日戻ってきたためしはほとんど無かったような記憶が。
今は転職したためそちらのほうへ行く機会は全く無いのですが、当時はまさに「通勤の友」でした。
他に私が見たのは、同じく都営三田線は巣鴨駅の「地蔵文庫」。ちなみに同じ沿線のためか、「地蔵文庫」のスタンプのある本が「はすね文庫」に放り込まれているのを何度か見ました(苦笑)。
あとは、池袋駅で「ふくろう文庫」??だかいう名前のところも見ました。ただこちらは本棚があっただけで本はありませんでした。もうやってないということかなぁ?
小さい頃ですが、営団千代田線のどこかの駅でも見た覚えがあります。ここはただの本棚ではなく、地下鉄車両をかたどったブースみたいなかんじになっていました(小さい頃の記憶なので、まったく確証はありませんが...)。
んー、今の最寄駅にもあればいいのになぁ...、と思ったりします。
- 2002/09/28登録
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