これまでに無かった、時の表現
NOOKA
ヌーカ
1999年、今から10年前のこと。「NOOKA ZOO(SEIKO h-timetron final edition)」という、ひとつの腕時計が創られました。デザインしたのは、Matthew Waldman(マシュー・ウォルドマン)という名のニューヨーク出身のデザイナー。つくったのは日本のセイコー。
短期間の限定生産で、セレクトストアのみで販売されたこの腕時計は、発売とともにたちまち売り切れ。ファッションの分野のみならず、デザイン、腕時計ファンからの大きな反響を呼び、ひとつの伝説となります。
この腕時計の何が、どの部分がそれほどまでの驚きを持って人々に迎えられたのか?それは腕時計としての形態の美しさはもちろんのこと、従来の「アナログ式」もしくは「デジタル式」という2種類の「時を表現する方法」とは全く違った、第三の表現方法とでも言える考え方に基づいていたから。
Matthew Waldmanの考えた「時の表示」とは、まず時間を読み取るため、アナログ、デジタルといった現在の方法より、もっと直感的な方法はないのだろうか、ということ。
そして、単に今の時間を表示するときのみならず、刻々と過ぎてゆく瞬間を捉える表現方法はないのだろうか、ということ。過ぎゆく時間をグラフィカルに捉えることができれば、このかけがえの無い、しかし儚(はかな)い時間のかけらを捉え、時間という抽象的な存在に、確かな質量を与えることができるのではないか、ということ。
セイコーとのライセンス契約の後、Matthew氏は会社を興し、自らの概念をさらに広げ、熟成させるべく、新しいデザインを創り出します。そのブランドがこの、「NOOKA」(ヌーカ)です。
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