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じょせいと

女生徒

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太宰の作品のなかで一番くらいに好き。

写真家の佐内正史さんが文章+写真で出していたので、知ってるひとも多いかも。

(でも、私は文庫の方が好き。自由に想像できるし、文庫本ってちっちゃくって好きなのです。)

主人公の女学生の視点から、ある1日の出来事、心情が語られてゆきます。

朝目を覚ます時や眠りに落ちる時の感覚、眼鏡を外してぼやけた世界・・・。

普段感じてはいるけど言葉に出来ない感覚的なものが、ここではきらきらした言葉になっている。

宝物にして取っておきたいような文章がたくさん。

たしか高校1年生のときに読んだのだけど、兎に角文章がみずみずしくて、これを大人の男のひとが書いたとは思えなかったなあ。

年齢独特の潔癖さや危なっかしさがリアルに描かれていて、ほんとに女学生が書いたんじゃないかと思っちゃうくらい。

これを書いたのはきっとすごく繊細なひとだったんだろーなーと思った。

繊細すぎて、生きるのが大変だったでしょうに、とも。


冒頭はこんな感じ。

あさ、眼をさますときの気持は、面白い。かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、じっと、しゃがんで隠れていて、突然、でこちゃんが、がらっと襖をあけられ、日の光がどっと来て、でこちゃんに「見つけた!」と大声で言われて、まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、それから、胸がどきどきして、着物のまえを合わせたりして、ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、急にむかむか腹立たしく、あの感じ、いや、ちがう、あの感じでもない、なんだかもっとやりきれない・・・・・・
 

下記リンク、青空文庫で読むことができます。

女生徒

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ナ緒画像 投稿者:
ナ緒
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  • 人名: 太宰 治
  • 2002/10/03更新
  • 2002/10/03登録
  • 1853クリック

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コメント (1)

2003/04/09

ことり 私も太宰の作品のなかで、コレが一番すきです。

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