ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描く私(東京都庭園美術館)
刺繍ー針で糸を何かに縫い付ける行為ーによるアートを集めた展覧会。港区白金台にある東京都庭園美術館で、9月27日まで開催されている。
ちょっと面白そうだな、くらいの期待度で出かけたら、その3倍くらい楽しめた。
刺繍を芸術の表現/発現の手段にしている人たちがこれだけ(、というよりきっと、ここに出品している作家よりも多く)いるのだ、という発見。刺繍というのが、「執拗さ」「執念」といった価値を可視化させるのに極めて優れた方法である、という発見。
縫いつけるものと縫いつけられるものの出会わせ方、それぞれが有する物質性の(文字通り)縫い合わせ方の妙というのが、刺繍によるアートの見どころ、だと思った。(たとえば、出品作品のひとつ、清川あさみ「Complex Voice」(写真)は、女性モデルの写真にビーズやスパンコールなどを縫いつけている。…と言葉にすると、がっかりするくらい平凡だが、実際にはすばらしく鮮烈なイメージが立ち上がる)
さらに付け加えると、庭園美術館はハコ自体も作品である。1933年に建てられたアールデコ様式の建物は、外観こそ平凡だが、足を踏み入れると、意匠を凝らした壁、扉、窓、照明器具、通気口……と、何から何まで見もので、情報量が多すぎて楽しい。館内の写真撮影が禁止されているのが残念…と思ってパンフを見たところ、毎年、撮影OKになる建物公開を目的にした展覧会が開かれるらしい。来年は3月25日から4月11日。
- 2009/07/25更新
- 2009/07/25登録
- 3268クリック
「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描く私(東京都庭園美術館)」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。







大友克洋GENGA展
Kitica + c...
ama project exh...


