タケダ クニヒコ タイマヒステリー
武田 邦彦『大麻ヒステリー』
大麻取締法は、もしこの法律がなければ犯罪者にならない善良な人を犯罪者にしている。
つまり「法律が犯罪者を作っている」といってもいい状態なのである。
これは本文からの引用です。また、帯には「大麻は痲薬ではない。法律が犯罪を生み出す」なんて言葉も。
内容としては、まぁ、タイトル通りって言えばタイトル通りなんですが、「大麻って、前途ある若者の未来や善良な社会人の社会生活を大ナシにしても仕方ないほど悪いことなのか?」という疑問について、いろいろな面から論じています。とても新書らしいというか、わかりやすくて読みやすい(あっけないほどすぐに読み終わっちゃう)一冊です。
著者は環境問題関係の書籍や発言でわりと有名な人なんで、知ってる人も多いと思うし、好き嫌いはあると思いますが、著者が主に主張してるポイント、つまり「あまりにも無理解で、思考停止状態で、ヒステリーになってる」って指摘は、ちょっと無視できない感じがしています。大麻に関してはまさにそうなんですが、決して大麻だけに限ったハナシではないな、と。
個人的な感想等はこちらにレビューも書いてありますんで、もし興味があれば。
- 商品名: 大麻ヒステリー (光文社新書)
- 価格: ¥777
- 著者: 武田邦彦
- 出版社: 光文社
- 発売日: 2009-06-17
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- 2009/08/06更新
- 2009/08/06登録
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コメント (4)
2009/08/07
おが 大麻が無害であるか否かについてはあまり興味がないんですが、大麻取締法があるから「善良な社会人の社会生活を大ナシにして」いるわけではないように思いました。メディアがヒステリー気味に「発売中止」やら「放送中止」をすることはたしかに問題があるわけですけど、法律が犯罪者を作っているということであれば、大麻取締法以前に「軽犯罪法」やら「公務執行妨害」やらで逮捕されちゃう方を社会問題として提議した方がいいように思うんですけどね。以前、武田邦彦さんの著書(環境問題の本です)とそれに反論をする本(山本弘さんの本)を読んでみましたが、武田氏が故意にデータを無視したりすることについてなんの反省もなく、次々と発言されているだけ、というのが、この人の論の建て方(=無茶苦茶な話)という印象が強かったです。
TR2HG v(^_-) まぁ、確かにちょっと胡散臭い印象はありますよね、この人。それはボクも、正直感じます。環境問題のハナシとかでも。ただ、大麻取締法に関しては、法律制定(と刑罰)の根拠が曖昧なのは事実だし、仮に罪だとしても(というか、現状は罪なんですが)、罪と罰のバランスが適正なのかって点に関しても疑問の余地が十分あるのは事実なのかな、とは思います。大麻取締法によって、「大麻という植物」の産業利用も制限されてるわけだし、世界的に注目を集めてる医療大麻についても制限しちゃってるわけだし(これはすごくシリアスな問題だと思います)。
「軽犯罪法」やら「公務執行妨害」やらってのをこの人に求めるのはちょっと違うのかな、とは思ったりしますが。個人的には。法律学者ではないですし、この人。あと、一応、本人も「資源材料工学の学者」って立場から「大麻という植物」の素材としての有用性を認めて、って感じのハナシにしてますし、たぶん、大麻は「キャッチー」だから、って面もあると思うんで(環境問題に関しても同じ気がします。それも胡散臭い印象を与える理由のひとつだと思いますけど)。
まぁ、全然、「大麻問題はこれですべてわかる」みたいなモノではない(それだけの説得力はない)とボクも思いますが、問題提起兼「一理ある」くらいな感じなモノとしてはアリなのかな、と。実際、「一理ある」とは思いますし。
2009/08/10
おが 「武田邦彦」さんだからというフィルターで見ちゃうと、大麻草が可哀想かもしれませんね(^^;。大麻取締法によって産業や医療に規制がかけられちゃうのであれば、この法律に関する議論はどんどんした方がいいと思いますが、大麻吸引による弊害についてももっともっと研究されていかないとならないように思います。たばこに関してだって、あれだけヒステリックになって(肯定派も否定派もどちらもヒステリックになっている人がいますよね)議論にならない感情的な言い争いになってしまうので、なかなか難しいところではあるんでしょうけど…
2009/08/11
TR2HG v(^_-) やっぱり、「思考停止」が一番の問題ですよね。そういう意味ではこの人の提言は、やっぱり一理あるのかも、なんて思ったりもします。好き嫌いを抜きにして。大麻に関しては、もう、完全にタブー扱いで、その功罪について研究することはおろか、議論することも「ダメ、ゼッタイ」な感じなんで(笑)。まさに思考停止だし、ヒステリーだし。まぁ、大麻に限った問題ではないと思いますけど、ものすごくシンボリックなモノなのかな、と。
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