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キース・ジャレット - ダーク・インターヴァル

Keith Jarrett - Dark Intervals

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1987年来日時の録音の一つ。サントリー・ホールで収録されたこの日のソロ・コンサートは、キースが音楽的な意味での転換点を迎えたことをはっきりと示している。

1970年代から1980年代にかけて、キースがリリースしてきた音楽は<ケルン~>に代表されるような、ロマンティシズムをその特徴としていた。
しかし<スピリッツ>を経て再び精力的な活動を再開したキースからは、そのようなロマンティシズムは徐々に姿を消していき、かわりに表れてきたのは簡潔で結晶化されたリリシズムである。

この新しい特徴を明確に打ち出した最初のソロ・コンサートの記録がこのアルバムである。
持続的なプロセスを通じて音楽の核心へ迫ろうとするよりは、むしろコンパクトなプロセスの中でその音楽のすべてを簡潔に表現するスタイルを採るようになった。
このコンサートでは、そのように集中度の高い表現をしようとする姿勢がよりいっそう明確になっている。これは彼の持つリリシズムが質的に転換したことを示している。
具体的に言うと、この新しい特徴は対位法的処理の増加と簡潔な和音の多用としてあらわれ、音数を絞り込み声部間の緊張を高めることで、少ない音数でも聴き手に対してより強い印象を与えることにつながっている。
この新しいキースの魅力をこのアルバム全体から感じ取ることができる。同時に、キースの音楽の変遷をみる上で重要なキーとなるコンサートが日本で行われたことに深い感慨を覚えるのである。

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投稿者:
tomo

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単にピアニストという範疇におさまらない活動を続けている。クラシック、ジャズ、民族音楽など広大な音楽的背景を持ちながらそれらに拘束されることなく、「音楽とは何か?」という根...

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