ターミネーター・プラネット
あるイミ貴重。激レアな珍品です。か~なり“観てて肩のこる”…でありながら少なからずクセになりそーな、そんな“ディープな”低予算SF映画に出遭いました。【なお本作は2011年2月9日、 Gyao-Yahoo無料動画のライブラリに追加されました】
原題は『太陽の復讐(SOLAR VENGEANCE)』 ── 昨08年、USA製の本邦未公開作品です。使われたVFXはチープそのもので、ざっと昭和の円谷作品レベル。映像にリアルな迫力を求める人は、ハナっから観てはイケません。(→ その点では、昭和世代の方が感情移入しやすい、と言えなくもない?)
さらに! ナンと申しましても、邦題がダメ。《ターミネーター・プラネット》じゃ、大々誤解を与えますぅ。
DVD供給した会社は女性キャラ版《ターミネーター》を思わせるジャケ・デザインとSTORY紹介で宣伝してるんですが……これ、どれもが200%ウソっぱち!です。本当の内容とまったく一致してしませ~ん。※販促手法として、このやりかたはひどすぎ!
よくよくネットで探してみると、監督さん自身の制作日誌的なプログが公開されてて、彼もこの“内容と乖離した日本での売られ方”に関しては愚痴っぽい記述を載せてました。困ったもんだなー。
ちなみに、原作に忠実なイメージでDVDジャケを妄想すれば、こんな感じ。さらに無難な邦題を付けるなら・・・そうですねえ。『ネクロシス ~煉獄の惑星~』とか、そんな感じですよ本来なら。
てことで(ごくカンタンに)、導入部の“正しい”あらすじを述べときます。
> ごく最近まで、宇宙を二分する人類の末裔同士の“内戦”が続いていた、どこか未来の宇宙 ── その辺境には8つの太陽に焦がされた、砂漠の惑星『ネクロシス6』があった。灼熱の荒野にはミュータント(奇形種族)たちが日夜徘徊し、人間の匂いを嗅ぎつけては喰い漁っている。さらには戦時下に送り込まれた自動殺戮ロボットも、未だ多数が作動解除されぬまま稼働中だ。いつの日からか、その不毛の星は重罪人の流刑場として使われるようになっていた。以来、付いた名前が『監獄星』 ── 。
> 耐ミュータント防護バリアに囲まれた刑務所内では、戦時中に普及した「敵兵の洗脳器具」である頸椎プレートによる囚人の思想矯正や拷問が日常化していた。頸椎プレートは所長以下、すべての管理職員にも埋め込まれていたものの、それを制御するイカサマ調整師(“ディスペンサー”)が所轄幹部と癒着。プレートの悪用を繰り返しては私腹を肥やしていたからだ。たとえば所長は、過去に戦地からさらってきた金髪の若い娘を“性の奴隷”へと「調教」するためプレートで彼女を嬲(なぶ)りモノにしていたし、娘に憐みを抱く囚人には、彼女が腐乱死体にしか見えないよう視覚を歪曲して(わざわざ彼女の)禁固番に当たらせていた。
> そんな、生き地獄のような流刑地にある日、一個の拘留カーゴが投下される。回収に向かう警備司令官以下、武装看守の面々……彼らの前にあらわれたのは、ひとりの囚人男性と、アジア女性の風貌をした戦闘型アンドロイド1体だった。どうやら“彼女”が、移送中の終身刑囚を警護してきたらしい。
…という具合。映画の画質は、(粗悪なVFXをごまかすため?か)ワザと'60年代のカラー洋画みたいに彩度を落とし、画素を荒げ、さらには露光超過で黄ばませています。キザっぽぃセリフが飛び交い、コトあるごとに古風な銃を向けあい、エログロとバイオレンスたっぷりな作風は、ひとことで言えば『マカロニ・ウェスタン』そのものです。いや実際の話、『SF』じゃなく『マカロニ・ウェスタン』だ!と思って観ないと、(冒頭↑ 書いたように)疲れてしまいます^^;;
“主役”はこの服役囚とアンドロイドです。優れた調整師でもある囚人は内戦中、この刑務所のボス(すなわち、所長)と手下たちに妻子を目の前で惨殺された忌まわしい過去を持ち、復讐のために顔と経歴を偽装して受刑、潜入した…という設定。一方のアンドロイド演じる韓国系の舞台女優さんは《ハリセンボン》の箕輪似なメイクを施されているし、身長160cmで痩せ細ったお姿(=いわゆる、典型的なモデル体型)をなさっているため、ぜんぜんエロチックでも強そうでもありません^^; そんなアンドロイドおばちゃんがですよ。受刑囚のさらなる“組成分析”が必要、と称して唐突に全裸になり、独房内の彼に乗っかりセックスを始められてもぉ…いゃ困りますねえ(汗) 正直、気色悪いだけ^^;だったりします。
で、囚人と寝たアンドロイドには“愛”が生じ(って、ナンでじゃァ!?)、もっぱら彼の“復讐計画”を手助けするんですねえ。でも《ターミネーター》みたいに銃火器を乱射したりする場面は一切ございません。周囲の視覚をハッキングして、別の姿に化けるのが一番の武器です。あるときは、ライトセーバーみたいなサーベルを二刀流で降り回し、相手のノド元を突いたりもします。このへんは(同じマカロニ現代劇の先駆作である)《キルビル》の影響大、ですねえ。
参考動画: 映画トレイラー:ディレクターズ・カット版 ( 英語/YouTube )
物語のラストは、男の復讐がかなうゆえに、かえって残酷な?結末を迎えます。アンドロイドおばちゃんは「だから人間ってのはキライなの」と捨てぜりふを残し、悪党どものほろび去った荒野をあとにするんでありますよ。結局…《ターミネーター・プラネット》は最後の最後まで、そりゃ悲痛なまでに『マカロニ・ウェスタン』っっ!!なのでありましたァ(苦笑) ちゃんちゃん♪
- 商品名: ターミネーター・プラネット [DVD]
-
参考価格:
¥3,990 - Amazon 最安価格: ¥3,416
- 監督: アンドリュー・ベルウェア
- 出演: ダリル・ボリング, キャスリーン・クワン, ソフィア・ダイアン・アーノルド, ドン・アラップ, ジェームス・エドワード・ベクトン,
- 販売元: ビデオメーカー
-
詳細をみる
- 2009/08/13更新
- 2009/08/13登録
- 5171クリック
「ターミネーター・プラネット」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (1)
Google日本語入力+親指ひゅん=Nicola
- (oyaoya(Nicola♪) )
Twitterより。 『おおーーーーー、親指シフト、Google日本語+親指ひゅんでもできました。一度ブラウザを閉じて、親指ヒュンも閉じて、そして、どちらも立ち上げ直し...







Google日本語入...
テルマエ・ロマエ


