バッキー井上著、140Bがあなたに贈る
京都 店 特撰―たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯っている。
ミーツなどをご愛読の皆様にはお馴染み、バッキー井上氏の京都案内本が株式会社140Bから、ついに出版。
ミーツは、元編集長の(そして現140B総監督の)江弘毅氏の下で、単なる「お店情報」の陳列で街そのものを消費し尽くす情報誌とは違い、書き手もその一部である「街」とは何かを追求してきた。よくある情報誌が普遍性を求めて対象を努めて外部から見、結果としてそこにしかない価値をそぎ落としていくかのような立場をとるのに対し、自分も含めたその街に居るものと対象との関係性を、表現してきた。街を共有する読者にとっては「なるほどその通り」であり、共有していないが興味を持つ読者にとっては「その関係性を自分も共有したい」となる。
『京都 店 特選』は、これがさらに進んで、バッキー井上氏とその店との関係性をバッキー井上氏が綴るという、究極の店紹介である。そのような私的な関係性が何の意味を持つのか、と思う人が居るかもしれないが、実際に表現された内容は、単なる情報誌よりも遙かに、そしてそのパーソナルな関係性ゆえにミーツに比べても、より真実なのである。これほど真実が述べられている本はないであろう。
それゆえ、この真実を共有するためのハードルは高いかもしれない。しかし心配することなかれ。個人的な関係性が、見事に客観化されて文章化されているのである。個人的な関係性といっても、それは閉鎖的なものではなく、極めて普遍的に感じられる。しかも京都の酒場という街の一部になるにはどうすれば良いのかも懇切丁寧に書かれている。真に共有したければ、この本を読み、そして字面ではなく理解し、京都の街の酒場を訪れよう。
- 商品名: 京都店特撰―たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯っている。
- 価格: ¥880
- 著者: バッキー井上
- 出版社: 140B
- 発売日: 2009-08
-
詳細をみる
- 2009/08/14更新
- 2009/08/14登録
- 2225クリック
「京都 店 特撰―たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯っている。」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (9)
京都観光
- (ハマチャン)
京阪神エルマガジン社から、2月25日に京都の観光ガイドに最適な、「泊まりたくなる京都本」が発売されます。京都のガイド本は数多くありますが、この本は、泊まったお宿を起点に、...
月刊島民
- (猫の酒場)
大阪・中之島のエリア情報を発信するフリーペーパー。 中之島といえば以前は、日本銀行や朝日新聞社に代表される古くからのビジネス街というイメージがありました。 しかし最近で...
ななじゅうまる 関西版
- (510号室)
シニア向け商品などを扱う通信販売会社と大阪の編集プロダクションが共同発刊した「関西で暮らす70歳以上をターゲットにした情報誌」だそうで、その名も「ななじゅうまる」。 ま...
すげえ文章。ホント。マジで。(どっかしら影響うけてる気がする ←言ってろ) 言わずと知れた関西のタウン雑誌、「ミーツ・リージョナル」に連載していたコラムの単行本化。 (...
京都に住まえば・・・
- (walnut)
淡交社から出版された季刊誌。こういう雑誌を待っていました! 京都在住の方によるご近所案内やインタビュー、住みやすい町についての記事、この春のおめあてカレンダーなども...
やっぱり神戸はモノがちがう
- (monsoonbaby)
交通の便が良くなってから、年に数回は神戸へ行くようになりました。 でも最近は地元で買えないものを買い出し、という感じで、特に観光もせず、ガイドブックに載っているようなお...
バッキー井上のお店
- (taichiok)
店主 井上英男氏 の「ヒネリ」に感服。 そこには伝説のアビエックスの感性が永遠に息づく・・・。 スペシャルな舌を持つ男。 「錦・高倉屋」 京漬物のお店。 ここでしか...
Meets! Regional
- (la table)
京阪神エルマガジン社の月間誌。 大好きな雑誌です。 毎号、ワンテーマを掘り下げていく良いセンスの雑誌。 東京に住んでいると、この雑誌に出会えることはなかなか難しい。 大...
「ミーツへの道」江弘毅(本の雑誌連載)
- (free flyer。)
元京阪神エルマガジン社「Meets Regional(ミーツ)」編集長で、現、編集集団140B総監督・取締役編集責任者の江弘毅さんが、「本の雑誌」に連載中である。 「ミーツ」は特別な雑誌で...






月刊島民
ななじゅうまる 関西...


