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桂枝雀のらくご案内―枝雀と61人の仲間 (ちくま文庫)

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今年の4月で桂枝雀さんが亡くなられてから10年になりました。4月にはNHKの関西向けの番組(関西思い出シアター)で、枝雀さんの映像を見ながら、一番弟子の桂南光さんに思い出を語ってもらう番組があり、録画してじっくり見ました。私は小さい時から枝雀さんの落語が好きでした。その時にはすでに爆笑王と言われていて、あのオーバーアクションを見て大笑いするのが大好きでした。まさかこんなに早くに亡くなられるとは思いませんでしたが、その後に出た枝雀落語大全大人買いして少しずつ見ていました。やはり爆笑の連続なのですが、それだけでなく、どのようにして笑いを追求していたのか、少しづつ理解したいとも思っています。

この本の題名の「61人の仲間」とは、枝雀さんの持ちネタのことです。枝雀さんは、持ちネタを60に絞っていたそうです。お客さんに満足してもらうためには、その数は60がちょうどいい、新しいものを1つ覚えると1つ抜き、そのかわりこの60のネタは常に稽古していつでもできるようにしている、ということです。本にも書かれていますが、なぜ仲間なのか、ですが、ネタは生きていて、常に稽古することで自分の廻りに居てもらっているのだそうです。それでは、なぜ60人ではなく61人なのか、これはここでは触れないでおきます。

この本は、自分の仲間であるネタ1つ1つについてのエッセイです。ネタをどのように考えて演じているかを書いている部分もあり、ネタにからんだ思い出などもあります。枝雀さんの落語と併せて読むと、落語の印象が違って見えることがあります。本だけでも本当のところはわからない気がして、映像と併せて少しづつ読んでいます。

枝雀さんはネタが仲間であると同様に、弟子も仲間であったと南光さんは語っていました。入門時は師匠ではなく兄さんと呼ぶように言われたとか。米朝師匠に怒られたりして3ヶ月くらいからは師匠と呼ぶようになったが、枝雀さんは、弟子も気の合う仲間として扱っていました。仲間に囲まれたなかで、いかに面白い落語をするか、それだけが枝雀さんにとっての関心事だったのでしょう。枝雀さんの落語理論は、らくごDE枝雀という本の方に詳しく書かれています。

オーバーアクションが芸風となる以前は、登場人物の性格や設定を細かく作り込んでいたそうですが、芸風を確立したあとも、ひたすら、面白いとはどういうことかを落語で追求し続けてきた枝雀さんの今年は生誕70年でもあります。

本年9月のNHK関西思い出シアターは、3週連続で枝雀さんの落語です。桂雀々さんがゲストで、思い出話も聞けるそうです。残念ながら近畿地方だけの放送のようですが、そのうちBSなどで流れるかもしれません、http://www.nhk.or.jp/osaka/program/...


(このkwは、「本部」コミュニティの「本部当直」で書いた文章に加筆したものです。)

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  • 商品名: 桂枝雀のらくご案内―枝雀と61人の仲間 (ちくま文庫)
  • 価格: ¥693
  • 著者: 桂 枝雀
  • 出版社: 筑摩書房
  • 発売日: 1996-12
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コメント (1)

2009/08/21

Poughkeepsie いや、たれか焼いて観せてほしいっす、まじこれ。

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