「囚われのチベットの少女」ガワン・サンドルさんから『聖地チベット展』主催者へのメッセージ
仙台市博物館で始まる『聖地チベットーポタラ宮と天空の至宝』展は、欧米の数都市を巡回後、九州国立博物館、北海道立近代美術館、上野の森美術館、大阪歴史博物館を巡回して仙台に来る。中国政府機関が主催者に名を連ね、チベットをめぐる諸問題を隠蔽した内容に、国内外の巡回先で抗議の声があがった。
東京上野での開催中には、同展の運営責任者で主催企業の社員でもある人物が「チベット人は存在しない」とチベット人女性に暴言を吐くなど、日本の受け入れ側関係者のチベット問題に対する認識の低さが露呈。このような中、著名な亡命チベット人、ガワン・サンドル女史より、「聖地チベット展」開催に対する抗議のメッセージを寄せられました。上野の森美術館の名が出ていますが、もちろん同展の巡回先の日本の美術館・博物館に向けたメッセージに他なりません。
仙台市博物館の館長、学芸員、展覧会に関係した研究者達は、歴史家としてこの悲痛な叫びを聞いてどう感じるのだろうか。展覧会を訪れる前に、皆さんにもその訴えに耳を傾けてほしい。
ガワン・サンドルさんは、フィリップ・ブルサール, ダニエル・ラン著(今枝由郎・訳)『囚われのチベットの少女』 (トランスビュー、2002年刊)の主人公。チベットの自由を求めるデモに加わり13歳で投獄。獄中から自由を歌ったテープを作成、国外に流したことでも知られ、非暴力抵抗運動の象徴となりました。凄惨を極めた拷問と強制労働の日々を11年間送り、死刑判決を受けましたが、世界的な救出運動により釈放、アメリカに亡命されました。
◇「ガワン・サンドルさんメッセージ」(Youtube)
◇『囚われのチベットの少女』の紹介(Youtube)
◇チベットの現状(Youtube)
2008年のチベット反中国運動で捕らえられたチベット人2名に、充分な審理も尽くされないまま、猶予の無い死刑判決下る。ガワン・サンドルさんが 全世界に向けて死刑中止の呼びかけをおこなっています。
◇ガワン・サンドルさん関連の動画は「聖地チベットーポタラ宮と天空の至宝」展に抗議する国際連盟ホームページからも視聴できます。
- 仙台市博物館
- 電話番号: 022-225-3074
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住所:
仙台市青葉区川内26番地
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- 商品名: 囚われのチベットの少女
- 価格: ¥2,100
- 著者: フィリップ ブルサール, ダニエル ラン,
- 出版社: トランスビュー
- 発売日: 2002-05-20
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- 2010/04/14更新
- 2009/08/25登録
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コメント (4)
2009/08/25
四月の旅人 甲斐駒さん、つながりありがとうございます。たゆみなく発せられているメッセージ、読ませていただいております。ネットに数1000〜10000件単位の(江沢民だか現主席だかを支持する)書込みなど “部隊” に決まっていますから、いつもイラッとさせられます。それにしても、なぜチベットでしたか──と、お訊きしてよろしいでしょうか。
2009/09/02
甲斐駒 四月の旅人さん、コメントありがとうございます。なぜチベットか、そうですね~、個人的にチベットの歴史や文化には大いに興味を持っています。ただ、それ以上に、社民党とか日本共産党、あるいは朝日新聞、NHK、憲法九条の会等々、自称リベラルの政治家、マスコミ、知識人のダブル・スタンダードの姿勢を見ては、日頃苦々しく感じています。今回の「聖地チベット」を開催した博物館、美術館に所属する歴史家や芸術家の態度もしかり。チベット問題に代表されるような、彼らによって黙殺、あるいは捻じ曲げられる情報や歴史の事実に目を向ける地道な活動を、少しでも広く紹介できればと思っている次第です。
2009/09/03
四月の旅人 不躾な質問にお答えいただき、ありがとうございました。民主党政権になって、“反米”であるべき右派勢力が親米路線を貫くというあらかじめ破綻していた状況が本来の姿に戻れば、議論の流れも少しはすっきりするかもしれません。これからもよろしくお願いいたします。
甲斐駒 四月の旅人さん、どうも考えを短くまとめられず申し訳ありません。ま~、政治家たちは、平和だ人権だ民主主義だとお題目を唱えてたところで、本音は国益(私利私欲だと困りますが)にあるわけですから、イラク戦争やロシアのグルジア侵攻を巡る米・独・仏の様々な対応も、そう考えれば、一貫したブレの無い姿勢なのかもしれません。しかし、今回の展覧会開催での九州国立博物館や上野の森美術館所属の学者先生達に象徴される、日本のいわゆる有識者・知識人らの、中国やチベットの問題に対する日和見的態度は看過できない問題だと思います。
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