けんじんとん すりむぶれーど とらっくぼーる
Kensington SlimBlade Trackball
写真は仕事用のPC周り。
図らずも、4種類のポインティング・デバイスが
全て機能するようになっている(笑)
ThinkPad T61を使っているので、
トラックポイントとトラックパッドは標準で付いている。
マウスはMicrosoft Natural Wireless Laser Mouse 6000。
マウスの上に置いてあるのはマウスの受信部だが、
たまにマウスと間違えて使おうとする輩がいる(笑)
トラックボールはケンジントンのSlimBlade Trackball。
トラックボールを使い始めて2ヶ月経ったので、使い勝手や感想を、
それまで使ったポインティング・デバイスと併せて書いてみる。
トラックボール導入を検討している人に、
多少なりとも参考になれば幸いである。
トラックボールは初めてではない。
昔、MacのPowerBooK 180cを使っていた時、
直径2cmくらいのトラックボールが標準で付いていて、
これがトラックボール初体験。
たまにローラーに付いたゴミを掃除する手間を除けば、
快適なポインティング・デバイスだった。
PowerBooKがトラックパッドになった時、
その違和感にとまどったことは今でもよく覚えている。
そのせいか、未だにトラックパッドは全く使わない。
ThinkPad T61についているトラックパッドは
昔のものに比べれば相当良くなっているが、
カーソルの移動速度を最大に設定しても
トラックパッドの端から端まで普通に指をなぞると、
カーソルは画面の半分強しか移動しない。
カーソルの長距離移動には指をいったんパッドから離して
二度送りする必要がある。
指を素早く動かすと加速が効いて一気に端まで行くものの、
今度は指の動きとカーソルの関係がリニアではなく、違和感がある。
他のトラックパッドはその辺どうなんだろう?
トラックポイント(IBMのThinkPadに標準の、
キーボードの中央にある赤ポチ)は、
自宅のThinkPadでは普通に使っている。
今回この文章を書くに当たって、
どの指で動かしているか意識してみたら、
主に右手の中指か薬指を、時々左手の中指も使っていた。
トラックポイントのよい点は、トラックパッドのように
指を一旦パッドから離して送る動作が無く、
カーソル操作を全てワンアクションで操作できる点。
キーボードの中央にあるので、
文字入力との行き来がしやすいのも美点である。
難点は、カーソルを早く移動しようとすると力がいる点。
カーソルの移動速度を最大に設定しても、
長距離移動時はなんというか、ねっとりと動かす感触がある。
PCを長時間使う場合、少しでも指にかかる負担を軽くしたい。
だから、それほど長く使わない自宅ではいいが、
半日連続で使うことがある仕事にベストとは言い難い。
もっと軽く動く=指の入力に敏感な設定が出来れば、
また違った評価になると思う。
Microsoft Natural Wireless Laser Mouse 6000を
買ったのは二年ほど前。
市場分析でExcelの全行を使うレベルの統計処理をしばらく行う事になり、
これを普通のマウスでやっていたら、6時間くらいで手が痛くなってきた。
で、そういう疲労が起きないマウスはないかと探して、
エルゴノミックな形状のこのマウスにたどり着いた。
このマウスの最大の長所は、
ナチュラルとうたうだけあって手が疲れないこと。
普通のマウスは、持つと手の平は机の上と平行になるが、
このマウスは、持つと手の平が右に傾く。
これは、手を自然に机の上に下ろした時の形と同じであり、
だから長時間使っても、手首に負担がかからない らしい。
(ちなみこのマウスは右利き専用)
二つ目の長所は、少ない動きでカーソルを操れること。
レーザーマウスで解像度が高いので、設定でカーソルの速度を上げると
マウスのわずかな動きでカーソルを画面の端から端まで動かせる。
僕は、カーソル速度を最速にして、マウスを親指と薬指で軽く持って、
この二本の指の屈伸とわずかな手首の動きだけで、
腕を全く動かさない使い方をしている。
三番目の長所は、ホイール。
縦スクロールはソフトで加速がつくので、一回でかなりスクロールできる。
チルトホイール(ホイールが左右に傾く)なので、
横スクロールもホイールで出来る。
このホイールのおかげで、
カーソルをいちいち画面端のスクロールバーまで持って行かなくても、
Excelのセルのかなりの範囲を扱えた。
そんなわけで、特にExcelを操るには最高のマウスだが、
たまにこのマウスを他の人が使おうとすると、
手の置き方が違うしカーソルの速度設定も速いしで、
非常に使いにくいそうだった。
これは慣れの問題で、普通のマウスから移行した場合、
一週間もすれば使いこなせるようになる。
このマウスの最大の欠点は、材質。
2年使ったら、親指を置く透明なラバーが駄目になった。
本体への接着が半分はがれ、ブリスターが出来、
表面がべたべたした感じになってきた。
この問題は価格.com等でも指摘されている。
僕のは今のところ大丈夫だが、
ホイールのラバーが駄目になる場合もあるらしい。
もうひとつの問題は、右手の指の疲労。
マウスを動かし続けるExcelでの作業時は気にならなかったのだが、
プレゼン資料作成時は、マウスを持ったまま考えることが多くなり、
このスタンバイ状態を長く続けると、
軽く曲げて浮かしたままの指がちょっと疲れてくる。
僕の手にとって、このマウスは少し大き過ぎるのかも知れない。
そんなわけで今回、マウスのラバーの劣化を機に、
トラックボールを試してみることにした。
指先だけを使うし、指の形もより自然になるから
長時間使用時の疲労も少ないだろうと踏んでのことである。
買ったのはKensington SlimBlade Trackball。
最初は、ボールを回すとキーキーと音がするし
フリクションも感じて不良品かと思ったが、
これは使い始めに固有の現象のようで、
ボールに手の脂がつけば解消される。
僕は、ネットで調べて「ボナンザ」というフッ素コーティング剤
(のスプレーでない液体の方)を釣具屋で買ってきて塗ったが、
これでボールの滑りについての不満はなくなった。
(ベアリング支持のトラックボールの方がよいという人もいるようだが、
使ったことがないので、使用感の比較は出来ない)
ちなみにボールはルビー製の支持球で支えられており、
トラックボール球の下に穴が開いていてゴミがたまらない事もあって、
可動部についてはほぼメンテフリーである。
操作感については、使い出した当初は違和感があり、
しまったトラックボールは失敗だったかとも思ったが、
マウスの時には最速にしていたカーソル移動スピードを
遅めにしてからは違和感も減り、今では普通に使っている。
手・指・腕の疲れは、今のところ全くなく、これが最大の美点。
Natural Wireless Laser Mouseで問題だったスタンバイ時の指の曲げは
使用時・スタンバイ時共に曲げがより少なく、自然な形を保つことが出来る。
手首の捻りも、普通のマウスのように水平を強いられることがなく、
Natural Wireless Laser Mouse同様に、
やや右に傾いた自然な形で作業できる。
そしてスタンバイ時には、手全体を自然にボールと台に置いておける。
また、このモデルはボールの直径が55mmと大きいが、
本体のボール直下に穴があり、
可能な限り低い高さにボールをセットしているので、
手前にパッド等を置かなくても、
手首に不自然な上下角がついて疲れることはない。
つまりこのモデルは、疲労の元となる
指・手首・腕に対する不自然な形の強要が最小で済んでいる。
(トラックボールはそもそも腕を動かすことがないので、腕は疲れない)
SlimBlade Trackballの最大の特徴である、
ボールを水平方向に回した時にそれを電子的に検出して
縦スクロールを行う機能には、すぐに慣れた。
僕の場合は、右手中指をボールの真横にあて、
時計で言うと1時半から3時半の間で回している。
このスクロール操作時にカーソルが動いてしまう人もいるようだが
中指の腹をボールの横にあてると同時に
指先の右側をボールの周りのリング部分に置いて、
リングを回す(こする)感覚で操作すれば、
ボールは水平を保って回せるので
カーソルがずれることはない。(リング自体は不動)
ボールを水平にまわすこのやり方は、
カーソル操作とスクロール操作間をシームレスに移行でき、
また、スクロールのスピードと精度のバランスがよく、
マウスのホイールによるスクロールより使い勝手がよい。
スクロール機会の多いブラウジング時には、特に便利である。
まだ指先の感覚が完全に馴染んでいないせいか、
プルダウンメニュー等カーソルの細かい操作の使い勝手に合わせて
カーソル速度の設定は遅めにしている。(中央より一つ右)
その結果、画面(1280×800)をフルに水平移動するには
ボールをかなり回す必要があるのがやや不便だったが、
X Wheel NTを入れて加速が効くようにして、この問題は解決した。
もうひとつ不便な点は、マウスのチルトホイールのような
横スクロールの機能がないこと。
結局、Excelを操作する時は未だに前述のマウスを使っている。
左下ボタン+ボール水平回し等で
横スクロールをコントロール出来ると便利なのだが・・・
ボタンは4ボタンで、これを少ないとする記述も時々見るが、
僕の場合は、マウスの時も左右ボタンしか使っていなかったので
問題はない。
この4ボタンのうち上の左右は、本来は専用ユーティリティによって
ビューモードとメディアモードに割り当てられるのだが、
僕には不要なので、パッチをあて右上も右ボタンとして使っている。
やり方はこちらに詳しい>http://gensou-yougu.ddo.jp/hiso/0903/...
トラックボールの操り方は人によって違うようだが、
僕の場合は、小指がデスクにふれる程度に手首を右に傾け、
主に人差し指でボール=カーソルをコントロールし、
中指は基本的にはリングに置いてスクロール時に使い、
親指で下の左ボタン、中指か薬指で上の右ボタンを押している。
(このボタン操作をしやすくするために、本体はやや左に振って置いている)
導入から2ヶ月経って、今ではExcel作業時以外は
このトラックボールを常用している。
まだ完全にものにしているところまではいっていないが、
とにかく疲れないのが美点である。
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