Michael Moore
Capitalism: A Love Story
9月2日から始まる第66回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で、マイケル・ムーア監督最新作「Capitalism: A Love Story」(予告編)が初公開される。同部門にドキュメンタリー作品がエントリーされるのは初めてだという。
銃社会、大統領、医療制度・・・次つぎにケンカを売って、世界的な評価を得てきたマイケルが今回ターゲットにしたのは、米国そのものを象徴する “資本主義” 。それは、彼の出身地ミシガン州フリントの工場を閉鎖したGM会長にかみついた、20年前のデビュー作──「ロジャー&ミー」に描かれた、企業に支配された社会がいかに悲劇的な状況をもたらすかという原点に回帰した作品といえる。
しかも今回は米国の一都市にとどまらず、全世界をまき込んだ金融危機の “主犯” を探しに、首都ワシントンやウォールストリートなどに突撃取材しているらしい。GMが破綻したまさにその年に公開されるのは、何かの因縁だろうか。
この春発表されたラムッセン・レポートによると、米国で資本主義が社会主義よりすぐれていると信じているのは、成人の53%にすぎない。一方で、20%が社会主義のほうがすぐれた経済システムだと回答した。
映画は、10日に開幕するトロント国際映画祭──「ロジャー&ミー」で〈ピープルズ・チョイス・アウォード〉を受賞している──で特別上映されたあと、10月2日から米国で公開。日本では、12月に公開が予定されている。
- 2009/08/30更新
- 2009/08/30登録
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