クレイジーケンバンド / ガール!ガール!ガール!
ミニスカートから微かに覗く秘部めがけて屹立するマリンタワー。このマリンタワーの位置が例のケンさんのシルエットの股間部分に描かれているのは何かの偶然か!(笑)
クレイジーケンバンド、メジャー移籍第1弾にして、通算11枚目のアルバムとなる『ガール!ガール!ガール!』のアルバムジャケットに関しての話なんですが、マリンタワーを天才みうらじゅん氏言うところの確珍犯に見立てるというのは、ケンさんだから許される離業とも言えるでしょうか。攻めるなあケンさん。
私、CKB歴は『Soul Punch』からという若輩ものでして、偉そうにファンだなんて語るつもりは毛頭ございませんが、J-POPの世界では希少な「粋な大人の音楽」をクリエイトし、幅広い音楽性を啓蒙して下さる横山剣氏を、音楽に対するアティチュードやファッション性も含め、本気で御慕い申し上げてます。そんな私の個人的感想になりますが、今回のアルバム、マジでヤバいっす。相対性理論『ハイファイ新書』、Perfume『⊿』と並んで09年のベストアルバム決定じゃないですか。
前作『ZERO』が超ディープなアルバム(なかでも「猫」がお気に入り)で、個人的な相性の問題か、解釈に時間がかかりようやくギンギンに効いて来たって感じなんですが(つまりそれはそれで傑作だという話でもあります)、今回の『ガール!』は良い意味で分かりやすく効き目が早い。なによりCKBのメロウ・サイドに弱い私としてはやはりリード・シングルの「ガールフレンド」の存在がデカイんですが、西友のCM曲「昼顔」(「奥さん」というフレーズが連呼され、カトリーヌ・ドヌーブも濡れる、どファンキー・チューン)、マリンタワー・オフィシャルソング(!)「マリンタワー」、灼熱の太陽にガードが緩む女子たちにギンギンきちゃって思わず高速化するボッサナンバー「ギラギラ」、「かわいい、かわいい訪問者ベイベー」という言語感覚にクラクラきてしまう「かわいい訪問者」と、シングルでも全然いけるようなキャッチーなトラック(ちなみに「山の音」は須永辰緒氏による「そうだ、京都に行こう。REMIX」として収録。つまり「山の音」が例のCMで使われた「My Favorite Things」風のジャズ調にリアレンジされてるんですな)が、良いバランスでちりばめられていて、アルバム全体の印象を陽性のヴァイヴスに包まれたようなものにしていると思います。
なんつってもメジャー・デビュー作として堂々と「届く」作品になってることが素晴らしいですね。それは「ベタ」だってことでもありますが、自分も年取ってくると、いちいち中指たててツッパってる奴らより、ど真ん中でガツンと仕事できる人こそシンパシーを感じるようになってくるので、その点CKBの頼もしさたるや、本当に心の底から尊敬するに値します。かと言って捻くれた曲がないかと言えば、CD容量目一杯に21曲、SOUL電波ビンビンのトラックが詰まってるので、必ずなにかに反応してエレクトしてしまうこと必至。「音楽にエロは必要ない」とかいう変わった趣向の持ち主以外、老若男女すべてのミュージック・ラバーにオススメ!
- 商品名: ガール!ガール!ガール!
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- アーティスト: クレイジーケンバンド
- レーベル: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2009-08-12
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- 2009/08/30登録
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