しんぷるぞくのはんらん
シンプル族の反乱 モノを買わない消費者の登場
スルドい社会分析を続ける三浦展氏が2009年夏に出した本。
自動車が売れない時代、ロハスやエコの志向、見直される古い家具や家、若い世代の渋い消費志向、などを一まとめにして「シンプル族」という。
ポストバブル時代に成熟した新しい(消費に消極的な)生き方に光を当てている。
読ませ所として50歳以下の成人をシンプル族(1970生以降)とバブリー族(1960年代生まれ)に大まかに分けているのだが、さて私は若くもないのだがこの本に出てくるシンプル族に昔から性向が近い。これが最初の疑問。
ついて考えてみたのだが、
*転勤族だが地方で庭付きの古い家でずっと育った
*母親が洋裁好きで手製の子供服を着せられていた
*塾にいったことがない、「こういうもの」と物事を単純に受け入れない、大抵のことは経験しながら好みに合うかを判断してきた
情報過多な社会の中で一見賢い消費者が増えていることは面白い。
「マイノリティーの反乱」と従来型価値観から反論もあるだろう。
選挙で自民がひっくり返ったのも流石にここまで結びつけると牽強付会だが「新日本人は、米でも中国でもないんだよ」と地味な持続社会に向かっていることを国際社会に気付いてもらえれば、この本も意味があるように思えた。
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コメント (4)
2009/09/02
拾得 確か1970年代の後半に「シンプルライフ」(笑)だの「チープシック」というキャッチフレーズがマスコミを賑わせたことがありましたよ。遅れてきたカウンターカルチャーの影響だと思いましたが、時代の巡りといいますかさいらいでせうか、、読んでないので何ともですが。ちなみに五十年代後半生まれです(笑)
2009/09/03
coupe男爵 シンプルライフを提案したのは当時元気だった広告産業で
「レナウン」と歌では庄野真代がうまくのっかりました。
あの時代は「仕掛け』に対する大衆の反発感が薄く、後のトレンドのような
格好良さも共感されてそれなりの商業効果があったと思います。
カウンターカルチャーはビジネスキーワードだったのでしょうね。遅れてきたというのは
60年代の面白さの再現、説明が下手で申し訳ないのですが、社会の底流と思います。
チープシックって日本では花が咲いたのでしょうか? 殆どギャグか親爺の負け惜しみ程度で
すぐ死語になったような気がします。
この本の著者は歳も近く、本来の学者ではありませんが、やや年長者から見た社会構造の変容を
表現するのが得意ですね。
今回、どう取り上げようか苦心したのですが、風の吹くタイミングと起承転結をつけてみました。
皆さんに読んでいただいて感謝しています。
2009/09/04
ユーイチロー 読みました。自分もかなりカブっているなぁ、関心空間ユーザーも結構カブっていうような気がしました。無印もスポンサーやってますしね。
2009/09/05
coupe男爵 コメント有り難うございます。流れとして時代を見ると、この項や本の内容からスタジオヴォイスが一号作れてしまいそうですね。また数年後に検証する楽しみも残っています。無印はセゾンの末裔ですし堤清二の生き方とその中を流れる「考え」についてもフォローしていきたいと思います。三浦さんもパルコだった(笑い)
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