ログイン
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アスキーが発行していた雑誌。
あるいは<文系>のためのパソコン雑誌。
(文中敬称略)
テックログイン、eログインなどあるみたいですが、今本体があるのかどうか知りません。
小島編集長、塩崎副編集長、河野真太郎、藪暁彦、水科カメラマン、などが作っていた時代の、1983年前後のログイン。
1983年当時のパソコン雑誌というのは、電気やプログラミングの分かる第一世代に、I/Oやマイコンやアスキーなどが読まれる傍ら、ファミコン文化とつかず離れずの距離を持った「プログラムー?なにそれーわかんなーい」的な雑誌が、おもに中学生に読まれていたのでした。
他誌が
・うちとこしか版権持ってないラムちゃんのカセットレーベルが毎号ついてくる!
・袋とじでエロゲーの画面写真を載せてる!
・完全にパソコンゲームの攻略雑誌になってる!
・アップル][持ってる人のみ読んでよし!
といった編集方針を採る中で、表向きファルコムの太鼓持ち、コンピューティングによる「編集」というスピリットを裏面に打ち出したログインは、われわれスノッブかつコード書けない中学生に、「プログラミングできなくてもセンスあれば可」という免罪符を与えてくれました。
【記事・企画の例】
・馬鹿ページ「ヤマログ」
・RPGをリアル世界で遊びにしてしまおう「ジャンケン&ドラゴンズ」
・バーチャルミステリADV企画「死人は便意を催さない」
(まぁ、一番最初は、エロゲー特集をやってて認知したんですが…)
読者による馬鹿<ウマシカ>な編集ページだった「ヤマログ」は、とくに伝説的。読者投稿ページとはちょっと違う志があったような気がします。これは後述。
伊藤ガビン、船田巧(船田戦闘機)といったエディタの方々が活躍していました。
*
たとえばこんな投稿募集がありました:
【お題】
「ロ○○ン」を埋めてください
当時、「お題」に対してボケ倒す、などという概念が発達しておらず、何かの懸賞と間違えて「ログイン」とかいう解答が続発。「ロウジン」「ロリコン」などといった、ひねりのない解答も続発。
これにはさすがに、編集サイドも業を煮やしたのか、
「BASICでプログラムを作成し、ロアアン~ロンンンまでの全組み合わせをプリントアウトして送ってくれるとかいった投稿がなかったのは残念」
とかこぼしていました。
彼らは、読者と一緒に、コンピュータの人文的(編集的)な利用方法を、模索しようとしていたのではないかと思います。
などと思うのは、私の買いかぶりすぎでしょうか。
人気コーナーだった「ヤマログ」でしたが、多くの読者には結局意図が伝わらず、だんだんと、おもしろ読者いらっしゃいの場→編集者による「馬鹿」の自己模倣になっていったのは残念至極であります。
*
買いかぶりかどうかはともかく、多くの読者ちゃんの人生をあらぬ方向へ曲げた雑誌。
あそこでログイン読まずに「アスキー」「マイコン」「I/O」とか読んでれば、ふつうの理系だったんだろうな俺は。「コンプティーク」とか読んでたら…どうなっただろう。知らない。
*
表向きの記事も充実してました。
思うに、アスキーがある程度ソフトウェアの流通にくちばしを突っ込んでたからこそ、ベンダーに密着した取材ができてたんだと思いますが(dB-SOFTの社員と結婚した編集部員もいたような気がする)。そんなわけで、当時パソゲー最大手の一つだった日本ファルコムのインタビューが頻繁に載ってましたが、木屋さん(ドラゴンスレイヤーシリーズのプログラマー。当時、パソゲーユーザーからは宮本茂くらい尊敬されてた)の髪型が毎回変わるのが面白かったです。
きっ木屋さんアフロ!とか。
*
いろいろ思い出してきた…以下箇条書きで。
・鹿野司の科学エッセイ
・神林長平、山田正紀のSFショートショート
・忍者増田
- 2002/10/15更新
- 2002/10/15登録
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