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江戸の夜

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江戸の庶民の『夜』というのがずっと不思議でした。

いったい何時ごろまで人々は活動してたんだろうか。だって真っ暗じゃないですか。よく時代劇なんかで夜の居酒屋とか出てきますよね。あれだってほんとうはお店の中ももっと暗かったはずです。飲んだあと帰るっていっても道も真っ暗。吉原あたりは別としてあんまり夜に出歩く人はいなかったんじゃないかなあ、と思っていた。

そのあたりのことが知りたくていろんな資料を見たりもしたんだけど、江戸の庶民はいったい何時ごろまで出歩いていたのか、ということはよくわからなかった。

で、最近ふと気づいたのが落語の『時蕎麦』。ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、今何刻だい? へえ、ここのつで。とお、じゅういち、じゅうに…。

江戸の時刻は不定時法で、日没を『暮れ六つ』、日の出を『明け六つ』とし。その間を6等分していた。数え方が妙で六つ、五つ、四つ、九つ、八つ、七つ、六つとなり、一つや二つはない。不定時法だから季節によって異なるが、日没を現在の6時ごろとすると、時蕎麦の『九つ』はおおむね深夜の0時ごろとなる。

つまりそんな時間に夜鷹蕎麦が屋台を出していても商売になるぐらいには人通りがあったっていうことなんですね。

江戸の夜

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コメント (10)

最新コメント5件

2002/10/18

形状不明 ほぉぉ、おやつ、の由来も↑。電気がないので、月明かりも今より感じられたでしょうね。山で見る月明かりって明るく感じます。落語は一次資料になりうるんですかね?

Gentoo 街にいると、月明かりで影が落ちるってことに気がつかなかったりしますね。

[spock] 講談なんかと違ってディフォルメの必要もないし、庶民の噺だからあんまり現実と違ってたら『んなわけねえじゃん』って言われちゃうだろうし、だいたいあんなもんじゃないかと思うんですけどねえ >一次資料たりえるか。

2002/10/19

信生(ほい!) 落語の中ではないです。吉原をひやかすのが好きな噺家という設定の作品に、「中引け=吉原が終わる午前0時。本当は2時くらいまでやっていて、『大引け』といった」と注釈しているので、作者が何らかの史料に当たったのではないかと。(←「寄席芸人伝」読みなおしました)

2002/10/20

涙腺子 江戸期の庶民生活を知る上で有力な資料としては、「東都歳時記」「声曲類纂」「武江年表」「江戸名所図会」「嬉遊笑覧」「守貞漫稿」「江戸繁盛記」「浮世絵類考」などでしょうが、どうやら庶民は現在の七時から八時が就寝時間だったようですね。勿論「遊び人=商家・職人」は吉原などの遊郭行きですから、帰って来るのは夜中です(笑)。それで「時蕎麦」=夜鷹蕎麦=夜鳴きうどんの登場になる・・。因みに、お武家さんは殆ど「夜遊び」などしなかったようで、それだけ自由になる「金子(きんす)」を持っていなかったとのことです(笑)。

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グルメ夜鷹蕎麦

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