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キース・ジャレット - スティル・ライヴ

Keith Jarrett Trio - STILL LIVE

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キース・ジャレット・トリオの最高傑作との呼び声も高い、1986年ミュンヘンにおけるライヴ。
当時ミュンヘンで行われていた「鍵盤楽器音楽の夏」フェスティヴァルのチクルスの一つとして開催されたこのコンサートにおいて、前作<Standards Live>で頂点に達したと思われていた演奏のさらに上をいくレヴェルを披露しリスナーを驚かせた。
折しもツアー中ということで、それまでに重ねて来たライヴでの経験がこのトリオのポテンシャルをさらに引き上げているように感じられる。
<My Funny Valentine>冒頭、キースのソロによるイントロからして、この日の彼が最高の状態であることを示している。ペンタトニックを用いた動機が徐々に声部を重ねて対位法的な動きを見せつつ、次第に熱を帯びて展開するこの2分弱の演奏は、いきなりではあるがこのライヴの白眉である。
さらに続けて演奏される<Autumn Leaves>では、ビル・エヴァンス・トリオのをさらに大きく拡張したかのようなダイナミズムと緊密なインタープレイの絶妙なバランスを聴くことができる。冒頭の2曲を聴くだけでも、それまでに存在したピアノ・トリオのどれもが到達し得なかったレヴェルの表現を獲得していることがわかる。
決して新奇な方法は採られていない。一見オーソドックスな様式を用いつつそれらを絶妙なバランスで表現し、さらに高いレヴェルに引き上げた。この困難な作業にチャレンジしさらなる高みへ上り詰めることができたのは、一重にヴァーチュオーゾ3人が3人とも何をなすべきか無言のうちに理解し、進むべき方向をはっきりと認識していたが故である。
ここに収められているのは、まぎれもなくピアノ・トリオの歴史に名を残す一晩の名演の記録である。

Keith Jarrett Trio - STILL LIVE

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投稿者:
tomo
  • 2001/12/07更新
  • 2001/12/07登録
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