ラウル・デュフィ/ウミトガクタイ
Raoul Dufy/“海と樂隊”
他の人の意見は識らないけれど
デュフィとドビュッシーはとても良く似ている。
一言で云えば それは
19世紀的 重苦しさ堅苦しさからの逃走。
今世紀 イヤ 20世紀初頭の芸術家は皆そうじゃないかという意見も あるでしょうが
この二人は 海や空気やその光に 何事かを見いだした。
或いは 音 かもしれない。
くり返し 繰りかえし 繰り返される波の音は
もはや音とは 呼べないだろう。
海としか呼べない存在。
岸邊に立つ 人。
水邊に佇み 光を浴びて 歓喜する 姿。
歓喜なのか 放心なのか 恩寵なのか・・
19世紀末の仏蘭西は 新たな海の姿を見いだした。
水着は その頃の発明品ではなかったか。
・
肩の力を抜いて 堅苦しい服を脱いで 光を浴びて
軽い筆のタッチ 明るく淡い色彩
そこに始まる
大空に吸い込まれ 海に溶けこむ 魂の交響楽
心のシンフォニーが 今も
デュフィの画面には響いている・・・ ・
飽くまでも 明るく 軽く
・
今日も 冬の陽射しが あなたへの 恩寵たらんことを!
・
- 2002/10/21更新
- 2002/10/21登録
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