アールエックスセブン
RX-7
昔。「車を見に行きたいんだけど
一緒に行ってくれる?」
と彼に言われついていった。
あれこれお店の人と話をした結果
今は在庫がなくて
あるのは明日納品する1台だけと言う。
店の人と一緒に車に乗り
近くの倉庫のようなところに連れて行かれた。
背丈の何倍もあるような
木で出来たドアをぎーっと開けると
そこにはクロのRX-7がいた。
季節は冬。
話す口元には吐息が白い。
凍った季節にクロのボディーが光って見えた。
うっすらと夕闇に見えたこの車は
まるでバットマンに出てくる
バットモービルに見えた。
古い倉庫に眠る新しいRX-7
スポーツカーというものは
こんなにも美しいものなのかと初めて知った。
車ってある意味
芸術品なのではないかと思うときがある。
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