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愛の手紙 - The Love Letter

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今年も「クリスマス」というフレーズが耳目に触れる季節になった。

クリスマスプレゼントなどというものには、さっぱり縁がないけれど、お世話になった人への、またはお世話になった人からの贈り物には事欠かない。

ジャック・フィニィ・著『ゲイルズバーグの春を愛す』を贈り物として何回買ったか数え切れない。

この短編集所収の「愛の手紙(The Love Letter)」を薦めたかったからだ。

数十年前の若かりし頃、この掌編をはじめて読んだときの感動は、今なお鮮明に記憶している。
ノスタルジックなストーリーテリングと巧みなプロットに思わず身震いしたものだった。

ある評論家(たしか、風間賢二氏)が、この作品を評して、
「この話を読んで感動しないような人は、ハッキリいって恋をする資格はありません。」
とキッパリ言い切っていたのが思い出される。

そして、当時、二十代であったボクは、
「ああ…、よかったぁ。ボクの感動は間違っていなかったのだ…。」
と可笑しな納得をしたものだった。


また、別の誰か(立川談志師匠だったように記憶しているのだが…定かではない)が、こんなことを云っていた。
「今時(いまどき)の若い奴等は、「愛してる」などという言葉を恥ずかしげもなく乱発する。
「恋焦がれる」というもどかしくも純情な感覚を持たないまま大人になっている。
おれはそいつ等に言いたいね。
おまえら、安っぽい愛しか知らねぇんだろー、ザマアミロ。 悔しかったら、「恋患い」というような、胸が苦しくなるような、待つことのじれったさで喉の奥が酸っぱくなるような純粋な恋をしてみろー。」
…と。

同感である。


師走の慌ただしい日々、男の子も女の子も若者もオトナも、そして老人も、ちょっと胸を焦がす恋の話を読んでみてはいかがでしようか?!




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ネコまいける
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