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太平洋戦争期の生活誌の克明な記述とともに。そんな

この世界の片隅に:こうの史代著

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本日(8・5‐金)午後9時より当作品が原作のTVドラマ放送有り(下記リンク)・・・・太平洋戦争という戦時期。広島への原爆投下とその後日談、そして呉を中心とする戦時期の生活誌・史を、こうの史代は丹念に描いてきました。
のみならず、その時代を生きた女性たちの懸命に生きられた生の姿が、痛いほど、読者の胸に迫ってきます。彼女の代表作のひとつ『この世界の片隅に』がドラマ化され、放送の模様(8月5日・日テレ系列)。
最初はこの作品を私は、2009年12月8日付け日記。つまり、「太平洋戦争開戦」の日との関わりでUPした次第。
この作品(初出は上・中・下。今回は二巻本にまとめられた)、の完結篇に綴られた、主人公・すずの台詞を引用しておきます。
「開戦」の4年後、その間の苦難に満ちた生活の思い。1945年8月15日の戦争終結の玉音放送を聞きつつ、彼女は慟哭します。
・・・・・・・・・・・・・・・
「飛び去ってゆく」
「この国から正義が飛び去ってゆく」
「ああ 暴力で従えとったいうことか」
「じゃけえ 暴力に屈するという事かね」
「それがこの国の正体かね」
「うちも知らんまま死にたかったなあ・・・・」。
(上・中・下・三巻本の下巻:93~95頁)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
戦争という暴力装置と、そこに従属させられてきた自らの姿に覚醒した女性のことばとして、印象に残ります。
同時に、出世作『夕凪の街 桜の国』の作者が、克明に戦時期の暮らしをよくここまで、とばかりに描写している。それには驚嘆の念さえ、覚えます。
知人は「第一級の民俗資料」だと言っていました。
すでに六十余年は「民俗学」の対象かと思いつつも、「戦時」の記憶の定着への意志とともにある、作者の洞察力にいたく感動している自分が、そこにはいました。
・・・・・7月27日、改稿と更新。
・・・・・8月5日更新。番組の告知のため。
「番組表
番組ホームページ
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この世界の片隅に:こうの史代著

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anoano画像 投稿者:
anoano
詳細情報
  • 作・こうの史代
  • 発売元: 双葉社
  • 価格: 上下各¥620
  • 2011/08/05更新
  • 2009/12/14登録
  • 2132クリック

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