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Paul Krugman

ポール・クルーグマン

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八面六臂の大経済学者。従来の収穫逓減にもとづいた経済理論に対して、収穫逓増が働くときの経済理論を作り上げて貿易理論を塗り替えたり、為替レートについて通貨危機の理論の先鞭をつけたり、それを立地論に適用してみたり、そして最近では日本に調整インフレ導入を初めて唱えてくれたり。

経済学者としては無敵で学問的なintegrityもすごいのですが、逆に政治性は欠けていて無用な損をしているところ多し。また最近では New York Times のコラムでブッシュ政権の経済政策をボコボコにけなしていて、エンロン事件でも、これは発端にすぎないということをいちはやく予言したり、相変わらずの鋭さを発揮している(が、ブッシュを批判しているので、売国奴とか非国民とか hate mail もすさまじいそうな)

この人の The Age of Diminished Expectations に出会わなかったら、経済なんかに絶対手を出さなかったと思う。ラッキーでした。その幸運を他の人にも伝えなきゃと思って訳したら、それが結構好評だったのもうれしい(邦題は「クルーグマン教授の経済入門」なり)。「生産性がどうして上がるのか、実はだれも知らないのだ」という身も蓋もない指摘に、唖然としたと同時に救われたと感じた人は多いのです。

ポール・クルーグマン

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投稿者:
山形浩生
  • 2002/12/07更新
  • 2002/10/28登録
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