東京カテドラル聖マリア大聖堂
東京都文京区にある、カトリック東京教区の司教座聖堂=カテドラル(「教区」やら「司教座」やらについて詳しくは、こちらを参照)。設計者が丹下健三、ということで、よく知られた建築である。ちなみに、氏の葬儀はここで行われた。
何回か外観を見たことはあったのだが、先日、初めて聖堂内に入る機会を得た。そして、呆然とした。
数十メートルまで直線的に立ち上げられた剥き出しのコンクリートと、正面中央にかかげられた巨大な十字架。その上方から静かに射し掛けてくる陽の光。背後にはパイプオルガンが据えられ、劇的なメロディを響かせている。
圧倒的にかたちのあるものが、かたちのない圧倒的なものの存在を暗示していた。
その「圧倒さ」を<カミ>と呼ぶか、否かは、自由だ。だが、「呼ぶか、否か」という問いに、正面から向かわなくてはならない、向かわざるを得なくなる、そういう場として、ここは私に顕れた。
絶対的に外在するものと、究極的に内在するもの。両者は永遠に交わらぬものなのかもしれず、あるいは、そもそも初めから一つのものなのかもしれぬ。
あと百度くらい通ったら、もっと解りやすい言い方で何かを言えるようになる、のかもしれない。とりあえず近いうちにまた、行こうと思う。
※写真は2009年12月23日に魚眼レンズを使って筆者撮影。建物内も撮りたかったのだけど、残念ながら撮影禁止だった。
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