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エバニュー チタン アルコールストーブ EBY-254

エバニュー Ti アルコールストーブ EBY-254

  • エバニュー Ti アルコールストーブ EBY-254の画像

エバニューの新作アルコールストーブEBY-254。従来製品はステンレス製だったが、今回はチタン製。1/9に本体が到着したので第一印象を、また1/10に燃焼試験を行なったのでその結果を記した。子細は追記にて。

横の写真(またはリンク先の写真)から分かるように、ノズルは高い位置と低い位置に並んでいる。エバニューサイトの説明によれば、2段構成のノズルによって、強力かつ安定した炎を作り出すという。

そして専用の風防兼ゴトクとして、Ti DX スタンドEBY-257も登場する。

Ti DX スタンドは、単独で木燃ストーブとして使えるという謳い文句だ。ただし直径が6センチほどのようなので、どれくらい有用かはやや疑問が残る。(と思ったが、サイトに記載の寸法はいかにも小さく、もしかしたら誤表記かもしれない)

また同スタンドをTi アルコールストーブと併用した場合、ストーブ上部に穴あき板を配することで、素早くストーブに熱を与えることができるようだ。おそらく、ストーブが(すなわち中のアルコールが)中々暖まらず、勢いよく燃えるまで時間がかかるという問題に対応したのだろう。

製品展開は、Ti アルコールストーブ単体のEBY-254とTi DX スタンド単体のEBY-257以外に、Ti 十字ゴトクのEBY-253Ti アルコールストーブとTi DX スタンドをセットにしたEBY-255がある。

追記:
Ti アルコールストーブ本体EBY-254が手元に届いた。

最初に第一印象だが、トランギアのアルコールストーブなどと比べて、なるほど大変軽い(箱と説明書によれば34グラム)。内筒の側面に、容量目盛(30mlと60mlと上限の70ml)が刻んであるのは気が利いている。

そして内筒は、トランギアの内筒のような切れ目がなく、滑らかに繋がっている。トランギアで内筒の継ぎ目が外れるという故障を2度経験した身としては、安心して使えそうだ。

底面の中央には「EVERNEW、Titanium、MADE IN JAPAN」の刻印があり、底面周縁部に「WARNING! Use Alcohol ONLY・DO NOT Refuel Heated Stoves」と刻まれていた。

ところで一つ驚いたことがある。それは付属品が何もないことだ。トランギアのアルコールストーブには、消火/火力調整用の蓋と密閉用の中蓋が付属するが、EBY-254には付いてこない。

火力調整器や密閉蓋はなくても納得するが、途中消火に使える蓋がないのは納得いかない。説明書によれば、「[消火]燃料は使い切ってください。吹き消そうとすると、中のアルコールが飛び散り、火災、火傷の恐れがあります。」だそうだ。すなわち、途中で消すことは想定していない設計だ、ということなのだろう。

次に燃焼テスト。

気温15度/無風の環境で、EBY-254とトランギアに60mlの燃料を注ぎ、安定した本燃焼に至るまでの時間を計った。具体的には、全てのノズルから安定して炎が出始めたところで(まだ火勢が弱い状態だが)本燃焼と判断した。各ストーブは裸の状態で、上には何も載せていない。

結果は、EBY-254が49秒、トランギアは28秒だった。予想通りEBY-254の立ち上がりは遅かった。

EBY-254の場合、予想ではまず上段ノズルに火が付き、その後下段ノズルから火が出ると考えていたが、実際には上段下段関係なく徐々に火が回っていった。上段ノズルと下段ノズルで気室を分けた3重構造ではなく、単なる2重構造で共通の気室に2段のノズルを設けているのだろうか。興味深い。

さらに400mlの水が沸騰するまでの時間を計測した。気温15度/無風、本日(1/10)水道から出してすぐの水を使う。ゴトクはOD Boxの十字ゴトクを直接のせ、ユニフレームのチタン ミニケトルを用いた。ケトルの注ぎ口から湯気が勢いよく出て、飛沫が出始めたところで沸騰と判断する。また、本燃焼に至るまでの時間も計測。中央の穴に点火してすぐケトルをのせたので、さっきの試験よりも本燃焼まで時間がかかるはずだ。

EBY-254は本燃焼まで1分28秒、沸騰まで6分44秒かかった。
トランギアは本燃焼まで34秒、沸騰まで10分49秒かかった。

十字ゴトクの直載せは、ストーブと鍋底の間隔が狭くなりがちで、最上部にしかノズルのないトランギアにとって不利な展開となった。トランギアは、鍋底とノズルの距離の短さから、本燃焼に至っても最後まで火勢が上がらなかった。

一方EBY-254の場合、本燃焼までかなり時間を要したが、沸騰までは早かった。上段ノズルはトランギアと同じような状況だったのだろうが(下段ノズルの炎でよく見えない)、下段ノズルの炎がどんどん勢いを増した結果、沸騰まで時間がかからなかったと思われる。これは、下段ノズルから鍋底まで十分な距離があったためだろう。思いの外、2段ノズルの力は侮れないかもしれない。

2段ノズルの効能といえば、EBY-254はゴトクなしでも使用できる。点火後、十分に火勢が強くなるまで待てば、鍋を直接乗せても下段ノズルの燃焼が継続する。火力は弱くなるが実用範囲だ。トランギアの場合、同じことをやると失火してしまう。

燃焼テストの最後に、燃焼可能時間を計測した。気温15度/無風で、上には何も乗せず裸の状態で燃焼。燃料はEBY-254の上限量70mlを使う。これ以上多く入れると、火の付いた液相のアルコールが下段ノズルから吹き出るので注意。

EBY-254は、点火から10分あたりで目に見えて火勢が弱くなり、点火から12分12秒後に失火した。トランギアの場合、同量の燃料で16分過ぎから火勢が衰え、最終的に点火から18分33秒後に失火した。

このことから、EBY-254の方が燃費の悪い分、単位時間あたりの出力が大きいと分かる。

なおEBY-254の途中消火だが、トランギアの消火/火力調整用の蓋で何とか可能だった。しかし一発で消えることはないため、パコパコと何度かかぶせ直したり、かぶせた後に息で吹き消す必要がある。火力調整器としては、特に問題なく使える。もしEBY-254を使うなら、入手しておくことをお勧めする。

ちなみに、EBY-254の残燃料の回収性はかなり悪い。トランギアも良い方ではないが、EBY-254は各所のエッジが丸みを帯びているためか、残燃料を回収しようとしても狙いが定まらず、相当無駄が出ると覚悟しておくべきだろう。

次はトランギアとの互換性について。

トランギア用アクセサリ(特に穴にはめるタイプ)との互換性を検討する材料として、何か所か寸法を測ってみよう。

まず本体下部(穴にはまる部分)の直径は67ミリ弱で、同じ部分の直径が69.5ミリほどのトランギアに比べてわずかに小さい。

本体張り出し部分(穴に引っかかる部分)の直径は71.5ミリ程度だ。トランギアの張り出し部(つば状の部分)の直径は75ミリ弱なので、だいぶ差がある。

かなり目分量で少々不正確な可能性があるが、張り出し部分下縁から最下面まで(アクセサリの穴にはめた時、下に出る部分)は19ミリ弱。トランギアの該当部分は26ミリ弱。

また張り出し部分下縁から最上面まで(アクセサリの穴にはめた時、上に出る部分)は23.5ミリほど。トランギアの該当部分は12.5ミリほど。こちらもかなり目分量。

以上の寸法から、穴にはめ込むタイプのアクセサリについては、概ね互換性を期待できる。もし問題が出るとすれば、穴が大き過ぎてすり抜けてしまうか、穴にはめた時、上に出る部分が長過ぎて鍋底に当たってしまう、といったところだろう。少なくとも手元のHoney Stove 09では問題ない。

ただしトランギアと異なり、張り出し部分が薄いつば状ではないため、これを利用したアクセサリについては互換性がない。たとえば、Honey Stove 09の写真右側にあるような組み合わせは不可能だ。

そしてサードパーティ製の十字ゴトクは、OD Boxの製品FGS製品のどちらも問題なくEBY-254にセットできた。

エバニュー Ti アルコールストーブ EBY-254

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投稿者:
テレスコ
詳細情報
  • メーカー: エバニュー
  • 年(代): 2010
  • 価格: 46.35米ドル
  • 2010/01/10更新
  • 2010/01/03登録
  • 43882クリック

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コメント (4)

2010/02/07

omatsu123 youtubeでワリと詳細なレビューを見ました。 ただし、実際の燃焼画像が出てないので、どこまで本当か分かりません。 参考までにコメを残して置きます。 1.3L チタンポットでテスト(エバニュー製品らしい???) 16オンスの水道水(だいたい30cc x 16 = 480cc 1オンスのアルコール(だいたい30cc) 本燃焼まで32秒 水が沸騰するまで7分 燃料が燃え尽きるまでに9.30分 http://www.kanshin.com/diary/2066065

2010/02/09

テレスコ 燃焼時の映像も入っていますね。ワイヤースタンドに鍋を載せたときのものと、EBY254に直載せしたときのものがありました。直接だと載せにくくバランスが悪いので、なるべく水平に設置したくなりますが、HoneyStoveみたいに鍋を覆うタイプのスタンドだと、あまり気を遣わずに済みます。

2010/03/03

omatsu123 ハイカーズデポが販売開始したので、3990円で入手してきました。ゴトク無しで、トランギア・メスティンを使った炊飯を試しましたが、10分ぐらいの加熱で良い感じで炊きあがりました。17度の室温で30秒ほどで本燃焼。少しお高いのがキズですが、トランギアより手軽な感じで良いですね。パァーっと広まりそうな予感がします。

2010/03/08

テレスコ 国内販売が始まったんですね。確かに値は張るものの、トランギアに比べQCの水準が高いような印象を受けるので、互換性のあるアクセサリを使っているなら、置き換えとしても納得できるような気がします。すぐにまだら模様の焼き色が付きますが、それはご愛敬というところでしょうか。

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